🍉しいたげられたしいたけ

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「NHK番組改変問題」は

はっきり政治家とNHKの側に非があると思う。それを取材方法の問題などにすり替えたりするのは姑息だと思う。放送法より。

(放送番組編成の自由)第3条 放送番組は、法律に定める権限に基く場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。

(「法庫」http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM
だが、今回の件に限らず「そういうこと(政治家の干渉による番組内容の改変)はあるだろうな」と思ってしまう自分の感性に、やりきれなさを感じる。現NHK会長の海老沢氏は政治部出身で、NHKの上層部は政治部関係者によって固められているという。組織の中でポストをめぐって競争するときに、政治家など外部の有力者とのつながりを武器にできる人間が勝利をおさめ、それによって組織の性格が変質するという構造は、我が国においてはしばしば見られる現象である。
とっさに想起したのは、読売新聞グループ本社会長の渡邉恒雄氏と日本テレビ会長の氏家斉一郎氏が、いずれもかつてのいわゆる「児玉人脈」すなわち「日本の黒幕」と言われた大物フィクサー故児玉誉志夫氏の人脈に名を連ねていたことである(立花隆『田中角栄研究』上・下(講談社文庫)など)。児玉氏はロッキード事件の被告となり力を失うが、渡邉・氏家両氏は読売新聞社内での権力の階梯を上り詰めていく。それに伴い、故黒田清氏率いる大阪社会部の放逐はじめ、この社の体質が傍目にも明らかに変質していくのである…
こうした現象が大規模にかつ不可逆に進行しているとしたら、それはかなり怖い想像である。
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