しいたげられたしいたけ

人権を守るには人権を守るしかない。人権以外の何かを守ることにより人権を守ろうとする試みは歴史的に全て失敗した

京極夏彦『どすこい。』(集英社文庫)

どすこい。 (集英社文庫)

どすこい。 (集英社文庫)

わはは、あほな本。
活字で人を笑わせるって、実はとても難しいと思う。読者の集中力はたいしたことがなくて、せっかくのクスグリやオチを斜め読みされてしまったら、作者側ではどうしょうもない。さらに困ったことに、仕掛けが上滑りしてしまったときには作者がバカに見えてしまう。仕込みが「泣き」とかだったら、そうはならないんだけど。
だから笑わせる本を書くには勇気がいる。だけど読者側としては、やっぱりそういう本も書いてほしい。
収録作品の中では、作者が地の文で登場人物とケンカする『理油(意味不明)』がとくに好き。