🍉しいたげられたしいたけ

NO WAR! 戦争反対!Ceasefire Now! 一刻も早い停戦を!

日記

またBOOK OFFへ本を持っていく

どの本を残してどの本を処分するかは、毎回迷うところ。
スポンサーリンク

 

司馬遼太郎『北斗の人』(角川文庫)

司馬遼太郎は面白いなぁ。主人公は剣客の千葉周作。坂本龍馬が学んだ北辰一刀流の開祖と言うか、赤胴鈴之介の師匠と言うか。ただし草莽の時代から筆を起こし、決して神格化されていない。
武者修行の主人公が、だんだん強くなってゆく相手と次々に対戦しては破り、そのたびに門人を増やしていく。後半では、相当に大きくなった主人公グループが、土着の古い流派一門と、大規模な事を構えざるを得ない雲行きになる(実に日本的なというか、そんな決着を見るのだが)。
ビルドゥングスロマンというよりは、おそらく昔の講談本の物語構造そのものなのだろう。そしてこの物語構造は、考えてみるとTVやマンガのスーパーヒーロー物やRPGなどに、そっくりそのまま継承されているのである。
スポンサーリンク