しいたげられたしいたけ

空気を読まない。他人に空気を読むことを要求しない

薬師院仁志『英語を学べばバカになる』(光文社新書)

英語を学べばバカになる グローバル思考という妄想 (光文社新書)

英語を学べばバカになる グローバル思考という妄想 (光文社新書)

ん〜、はっきり言ってこの本、お勧めできません。
全編が、船橋洋一氏(の、おそらくは『あえて英語公用語論 (文春新書)』…私は未読)への批判というスタイルで書かれている(だったらサブタイトルのどっかにでもそう謳えばいいのに)。しかもその批判というのが、事実の羅列にとどまり分析は浅い(特に当方が『疑似科学と科学…』のような好著を読んだ直後だっただけに、そういう印象を強く受けた)。事実の羅列自体が悪いということはないが、批判の手法として用いると「自分の主張に都合のいい材料を恣意的に並べただけではないか?」という疑念を免れないのだ。何より「じゃあどうすればいいのか?」という読者の当然の疑問に対して、著者が何も具体的な提言を与えようとしていないのが不満である。
船橋氏の本、読んでみようっと。