しいたげられたしいたけ

人権を守るには人権を守るしかない。人権以外の何かを守ることで人権を守ろうとする試みは歴史的に全て失敗している

浅田次郎『月のしずく』(文春文庫)

月のしずく (文春文庫)

月のしずく (文春文庫)

忙しいときほど本も読むべきだとは思うのだが…
直木賞受賞第一作は文芸春秋社の『オール読物』に書くという業界慣例があるのだそうだ(例外もあり拘束力はそんなに強くないらしい)。
そして直木賞に限らず文学賞受賞第一作というのは、たいてい面白くない(失礼!)。
いや、本書に関して言えば、著者が少なからぬエネルギーを投入して執筆したという背景は『勇気凛々ルリの色』シリーズを読んで知っており、また実際読んでみると確かに力作揃いだと思うのだが…
正直に告白せねばなるまい。私は文学というものが、あまり好きでないらしい。少なくとも私の人生において、文学の必要度はそんなに上の方にはないようだ。