しいたげられたしいたけ

空気を読まない。他人に空気を読むことを要求しない

朝日新聞の化学物質過敏症に関する記事

今朝の朝日新聞の生活面に載った記事です。マイミクさんの一人が参加した渋谷でのデモ行進の写真も載っていました。web版は探したけど記事がなかったので、OCRで記事を読み取って保存しました。何かの参考のために、ここにも貼り付けておきます。
朝日新聞2008年(平成20年)12月8日 月曜日『あなたの安心』「空気中の化学物質(1)」

 「ごく微量の化学物質でも、具合が悪くなってしまうんです」「化学物質過敏症を知ってくださーい」
 過敏症の人と支援者ら約100人が11月22日、東京・渋谷駅周辺をデモ行進した。
 マスクを着けて参加した東京都内の女性(39)は、約20年前から街中や室内で頭痛や倦怠感に襲われるようになった。「人より敏感なんだと思っていたけど、どう対処すればいいか、わからなかった」
 会社ではたばこの煙で気分が悪くなった。やがて通勤電車に乗るだけで体調を崩すようになり、退社。いろいろな医者に診てもらったが「原因不明」の繰り返しだった。
 3年前に新築の分譲マンションに引っ越して、さらに悪化。受診した医者に「化学物質が原因じゃないか」と言われ、その後、別の病院で過敏症と診断された。
 どんな物質に反応しているのかは今もはっきりしない。街中で気分が悪くなれば、風通しの良い方へ移動。自宅には各部屋に空気清浄器を置く。「早くにわかっていれば避ける工夫ができたし、ここまで悪くはならなかったのではないかと思う」と言う。
 住宅の建材や塗料、家具、防虫剤、排ガスなど身の回りの様々な物から、空気中に多様な化学物質が出ている。だが、こうした物質と体調不良の関係について医学界の統一見解はまだない。(1)心因との区別が難しい(2)原因物質の特定も難しい(3)発症の仕組みが未解明、などの理由からだ。
 厚生労働省の研究会も04年の報告書で、「環境中の低濃度の化学物質に反応して精神・身体症状を示す患者が存在する可能性は否定できない」としつつも、「検査法や診断基準が開発されることに期待する」との見解にとどめた。
 デモを企画した村田知章さん(34)も過敏症。「まず化学物質過敏症の存在を知ってもらうことが大事。無理解が患者を苦しめている」と言う。
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 私たちは、空気と一緒に多様な化学物質を吸い込んでいる。なかには一定量以上なら体に有害とはっきりしている物質もある。まずは「知ること」から。「空気中の化学物質」は6回連載します。

注…引用文の(1)、(2)、(3)は元記事では丸数字です。