しいたげられたしいたけ

弊ブログでいう「知的」云々は「体を動かさない」程の意味で「知能の優劣」のような含意は一切ない

招かれて美術展を観に行った

悪口を書くので実名は出さない。プロではなく美術が趣味の一般市民の展示会。リアルの知り合いから今年もタダ券をもらった。「今年も」と書いたのは、去年の今頃も招待してもらったことをブログに残しているから。
県の美術館を何室も占めている、かなり大掛かりな展示会。絵画が主で、オブジェが一室。
抽象画が中心なのだ。全部、大きい。私の身長と同じくらいの高さと幅のカンバスに、叩きつけられる色彩の洪水。「何号」とかいう言い方があるはずだが知らない。
で、私はこの抽象画というのが、ほとんどわからない。
中には何点か「この作者はデッサンを本格的に勉強したことがあるのだろうな」とうかがわせる作品もあった。抽象画なんだけど。
同様に何点かは「この作者はデッサンを本格的に勉強したことないな」とうかがわせる作品もあったぞ。抽象画なんだけど。
あと東日本大震災をモチーフにしたとおぼしき作品も、何点か。コラージュで震災や原発事故を報じる新聞の上に、絵の具を叩きつけた作品もあった。モチーフを表現するのに文字に頼るのって、いいのか?
それぞれの作者は全身全霊を注入して描いたものばかりなのだろうけど、う〜ん、何と言えばいいんだろう、もし私に「この中にお金を出して買いたいものがあるか」と尋ねられたら「ない」と答えるだろうし、「どれか一つタダであげる」と言われても断るだろう。作者たちがいけないのではない。私に美術がわからないのが悪いのだ。
「ちょっと面白いかな」と感じたものもあった。木製のオブジェなのだが、板かなと思ったら曲線だった。こういう意外性を「面白い」と表現するのだろうか、美術の世界では。
さて、礼状を書かなきゃ。感想を正直に書くわけにはいかず、あたりさわりのない褒め言葉を探さなければならない。しかも私には美術の語彙がない。だからこれはちょっとした難行だ…