しいたげられたしいたけ

空気を読まない。他人に空気を読むことを要求しない。

お金持ちの話

昨日(2/8)の朝日夕刊四コマ『地球防衛家のヒトビト』に「禁煙席」ならぬ「禁円高席」というのが出てきた。アベノミクス関連の投資や資産運用の話題に入っていけない人向けの特別席なんだと。

すげーわかるわ、その感覚。投資で儲けた人間は成功話をしたがるものだろうし、投資などしたくてもできない身でそういう話を聞かされる立場ほど情けないものはない。

代わりにどこぞの小娘か若造の惚気話を、倍の時間聞いてやってもいいから、さっさと解放してくれよ、と言いたくなる。

最近ネットのそこかしこで外国債投資を勧誘するバナー広告を見かけるようになったが、去年に何度か拙「はてなダイアリー」に登場してもらったお金持ち氏が、円高のさなかに某外国債を買っていたというのだ。ただしバナー広告の証券会社からではないとのこと。

私「リスクとかないの?」

情報主「そりゃあるさ。2年前に500万買ったのだが、直後に東日本大震災後の円高があって、さらに欧州通貨危機があって、評価損が一時期100万円を超えたときはさすがに引いた。中古車が買えるな」

私が今乗ってる中古車は10年前に20万円で買った(-"-メ

情報主「だがアベノミクス以前の円高が、ずっと続くとはとても思えなかったからね。もし続いたら日本の産業が壊滅する」

私「それで評価損は取り戻したの?」

情報主「まだまだだな。今のところ金利の5%を含めてトントンかな」

私「投資として成功かどうかは、まだわからないってわけか」

情報主「1年前にナンピンで500買い足した。こっちは底だった」

結局それが言いたかったんだろ!(-"-メ言わなかったけど。

とか何とか喋っているまさにその時、目の前の携帯が鳴る。

情報主が手に取って、今動かせる現金がないとか何とか喋っている。

私「証券会社か?」

情報主「別の外国債を買わんかだとさ」

なんなんだこの偶然は。ドラマでもこんなベタな演出はしないぞ。

情報主「そこは紛争国と国境を接してるから手を出す気になれないので断った」

私「よくかかってくるの?」

情報主「いや、ここは大手だから、うちには滅多にこない。仕入れたのがはけなかったんだろう」

はたして数日後にその証券会社の新聞広告が出ていた。

けらえいこのセキララシリーズのどれかに、作者の分身である主人公のところへ証券会社から国債を勧める電話がかかってきて、そのたびに主人公が旦那さんの銀行口座の残高を全部引き出してしまう話があったのを思い出した。

郵便局や競馬場バイトでは、まず勤務実績のある者に電話連絡が行き、その後で公募があることは、以前に拙「はてなダイアリー」に書いたが、証券会社は有利な商品(投資先)があると、上得意から順番に声をかけてゆくのであろうことは、なんとなく憶えておいたほうがいいような気がした。広告が出るのは出がらして、ネット広告が出るのはさらに出がらしの出がらしなんだぞ多分。

それにしても、資金が十分にあり、円高の時には外国債に投資して、円安の時には、私にはどんなものがあるか即座に想像はできないが円安の時に有利な投資先に投資して、ギアチェンジのように両者をタイミングよく繰り返していれば、残高をどんどん増やせるものなのだろうか?

多分そうなんだろう…