🍉しいたげられたしいたけ

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新車を買う決断をする(その2)

車種は決めていた。かつては軽で十分かなと思っていたが、何年か前からの生活環境の変化により、週に一度は高速に乗るようになった。軽で高速は少々キツい。人づてに聞いたところによると、もともと軽は小さい排気量のエンジンをブン回すという無理をさせているので、コンスタントに高速で使うとエンジンの寿命を縮めることになるそうだ。本当かどうかは知らない。また今回のエンジントラブルと関係があるのかどうかもわからない。

そうすると、自称環境オタクのせめてもの抵抗で燃費第一をポリシーにすることにしたら、地元の某巨大メーカが作っているハイブリッド小型車一択になった。

ハイブリッド小型車は他社からも出ているが、燃費のカタログ値が「あれっ?」と思うくらい違う。カタログ値というものがどの程度信用できるか知らないが、他に手がかりがないのだから仕方がない。思うに地元某巨大メーカの車種はハイブリッドのみだが、他社の車種はノーマルとハイブリッドの選択が可能になっているから、専業と兼業の違いみたいなものか?なんじゃそりゃ。

某メーカのことが好きか嫌いかと言うと、はっきり言って嫌いなんだけどね。嫌いというより恐怖しているというのが近いかも知れない。某メーカのシバキ資本主義とでも言うべきモーレツな社風は、地元では知れ渡っている。

伝聞の二次ソースではなく私がはるか昔のサラリーマン時代に実際に経験したことに、こんなことがあった。某メーカの関連企業に、当時勤務していた会社が工作機械を納入していたのだ。巨大企業グループのことで、高次の下請は大企業なのだ。

で、よくある話で納入した機械が初期不良を起こし、部品交換の出張をおおせつかった。勤務していた会社では「チェンジニアリング」などとふざけた呼び方をしていた。

部品交換だから1~2時間で済むだろう、半日で帰れるかな、と思っていたら甘かった。交換後に、先方の担当者から、これこれのテストパターンで運転データを取るようにと言い渡された。嫌も応もあったものではない。半日どころかたっぷり残業つきの一日仕事となった。

「金を払った以上は元を取る!」あるいは「損をするならウチだけじゃなくモロトモだ!」という強い信念が、肌に伝わってくるように感じた。

私はペエペエだったからこの程度で済んだが、課長クラスの上司は、もっといろんな目に合っていたらしく、「あんな会社は日本の主流にはなれない」という意味の悪口を、経団連の会長になったことがないとか、皇室用の自動車を作らせてもらえないとか、いろんな例を出してボロクソに言っていた。旧経団連会長やのちの日本経団連会長のポストは、直後にそこのトップが占めることになるし、御料車納入の名誉もほどなく他社から奪ったけどね。

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