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しいたげられたしいたけ

空気を読まない、他人に空気を読むことを要求しない

謎解き日本のヒーロー・中国のヒーロー(まとめ)

エッセイ 歴史

連番「その15」、通算第18回目です。エントリーを追加する予定はありますが、一旦まとめておきたいと思います。まずは「日本のヒーローの条件」と「中国のヒーローの条件」を再掲します。

「日本のヒーローの条件九か条」

その一…弟である

その二…助っ人がいる

その三…優男、まれに女装をする

その四…西に強く東に弱い

その五…悲恋

その六…敵は身内にいる

その七…政治オンチ

その八…最後には負ける

その九…動物に関係がある

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「中国のヒーローの条件7か条」

その一…本人は何もしない

その二…部下が優秀・特に副将が優秀

その三…妻子を不幸にする

その四…放浪する

その五…口は達者

その六…体の一部分に特徴がある

その七…外国と戦う

 以下、私なりの「謎解き」です。

01896/01896 CXX02375 わっと 日本のヒーロー・中国のヒーロー(まとめ)

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 えっと、と言う訳で「日本のヒーロー・中国のヒーロー」という小生の持ちネタの一つを紹介させていただきました。コメントしていただいたみなさん、読んでいただいたみなさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m

 しかし「持ちネタ」とは言うものの、発言#1853で述べたとおり「日本のヒーロー」の方は原作は予備校の先生で、友人の紹介を小生の想像で補ったものです。

 「中国のヒーロー」の方は、友人の話を聞いて興味を持ち、「なんでそうなんだろう」ということを自分でちっとは掘り下げてみたくなったのです。しかし、小生に人文科学の道具=方法論で使いこなせるものがあるわけではなし、単純な発想で「比較できるものがあれば見えてくることもあるだろう」ということで、何でも良かったんだけど、たまたま宮崎市定陳舜臣安能務宮城谷昌光鄭問(チェン ウェン…『モーニング』に『東周英雄伝』を連載していた人)など中国歴史物を乱読した時期があって、中国ネタなら多少は手持ちがあるかな、と思ったので中国を選んだ次第です(だからもちろん『二十四正史』や『四大奇書』のオリジナルをちゃんと読んでやっているわけではない…って言うまでもないか(^^;)。別に材料は欧米モノでも、あるいはたとえばメルヘンでも何でも良かったのですが。

 で、まず気がついたのは、「日本のヒーロー」も「中国のヒーロー」も見かけは違うけど本質は同じものが多い、ということでした。

 例えば「日本・2・助っ人がいる」は「中国・2・部下が優秀」と、「日本・4・西に強くて東に弱い」は「中国・4・放浪する」と、それぞれ全く同じことを言っているにすぎませんし、「日本・1・弟である」「日本・5・悲恋」は「中国・3・妻子を不幸にする」と同じカテゴリー、すなわち「家族」に関することでしょう。(「家族」を「配偶者=恋人」と「配偶者以外」に分類してもいいかも知れない)。

 共通しない項目について「何故か」と考察を掘り下げるのもいいかも知れませんが、悲しいかな小生には「人文科学の道具」がないこと以上に、「人文科学上の価値」というものがわからない(唯一わかるのは「面白ければいい」ということです(^^;)という致命的欠点があるため、おそらくロクな成果は得られないだろうという予感がします。

 それよりも「本質が同じ」ということから、物語を作る上での「チェックリスト」にするという活用法があるのではないか、と思いつきました。

 すなわち、

● 家族を出せ…「日本・1・弟である」、「中国・3・妻子を不幸にす

 る」

● 恋人を出せ…「日本・5・悲恋」

● 仲間を出せ…「日本・2・助っ人がいる」、「中国・2・部下が優秀」

● 舞台を変えろ…「日本・4・西に強くて東に弱い」、「中国・4・放浪
 する」

● 主人公の容貌に特徴を持たせろ…「日本・3・優男」「中国・6・体の
 一部分に特徴がある」

● 魅力的な敵を出せ…「日本・6・敵は身内にいる」「中国・7・外国と
 戦う」

● 主人公に失敗をさせろ…「日本・7・政治オンチ」「日本・8・最後に
 は負ける」

● 主人公に格好いいセリフを喋らせろ…「中国・5・口は達者」

● 動物を出せ…「日本・9・動物に関係がある」

ということになるのでしょうか?

 物語とは畢竟人間を描くものですから、人間を描くにあたって作者がなおざりにしている視点があれば、その分物語から魅力は割り引かれるはずです。日本であれ中国であれ、長く民衆に愛されてきた物語には、人間が多彩な角度から描かれているという共通の理由があるでしょう。逆に言えば、これから長く多くの人々に愛される物語を自分が創作したい、という野望(笑)を抱いた場合は、最低限これらのチェックリストをふまえ、さらにこれらにはなかった新たな人間を描く視点を発見しなければならない、というとんでもなく困難そうな課題が課せられそうです。

 ま、そこまで言わなくても、物語を消費する側にいる人間にとっては、これから始まるドラマが面白くなりそうかつまらないままに終わりそうか、すなわち作者の力量をチェックするためにも使えそうに思われます。

発言#1853というのは「その0」です。今回は駄文の追加はありません。

いろんなところで使ってるネタなんですが、予備校の先生に関する情報は未だに一件も入手していません。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示いただきたく存じます。