しいたげられたしいたけ

弊ブログでいう「知的」云々は「体を動かさない」程の意味で「知能の優劣」のような含意は一切ない

久しぶりのお金持ちの話

2013/02/092013/05/19 の後日談を仕入れたので、エントリーにします。
国債の満期が来て利益が確定したとのことで、定量的なデータを教えてもらった。ブログに書いてもいいのかと思ったが、募集時の新聞広告にも載った数字なんだそうだ。
情報主「ブラジル債だ。4年満期の金利7%、税引き後金利5.6%を500買った」
国債の場合、金利の20%が税金なんだそうだ。
私「アベノミクスで円安が進行したから、さぞかし儲かっただろう?」
情報主「いや、元金はむしろ減った。戻ってきたのは480だ」
これはちょっと意外。なんでもこの数年の傾向は円安と言うよりドル高、すなわち米ドルの一人勝ち状態なんだそうだ。そう言えばそういう報道をどっかで見聞きした記憶がある。
情報主「特にブラジルレアルは脆いという印象だ。4年の間に、大幅に崩れては少し持ち直し、また崩れては持ち直し…を何度も繰り返した」
2013/02/09の方のエントリーで、評価損が一時100万円を超えたという話を書いたんだった。
情報主「だから受取利子は、単純計算だと500×5.6×4でトータル112万になるはずだったが、結局100万を下回った」
80万儲けたってことじゃねーか!
ピケティの例の不等式を思い出さざるを得ない。r(資本収益率)>g(所得成長率)ってやつね。ピケティ読んでないけど。
情報主「だがあまりめでたくもないのだ。理由は2つあって、一つは、この利益は日本円の価値が下がったことの裏返しにほかならないってことだ。うちの場合は、資産の多くが年寄り名義の現金預貯金になっている。年寄りが動かしたがらないのだ。その目減りを考えると気が滅入るから考えないようにしている」
金出させて去年ビル建てただろ! http://watto.hatenablog.com/entry/2014/09/22/000000
情報主「もう一つは、適切な投資先がいつも見つかるとは限らないことだ。ブラジルはさすがにもう手を出す気にはなれない」
満期の直後に大幅な値崩れがあったんだそうだ。満期が1ヶ月ずれてたら、とんでもないことになっていたらしい。
私「じゃ戻ってきた480万は、証券会社の口座に寝かせてあるの?」
情報主「いや、原油先物チャートが明らかに上昇局面にあるので、今回は別のとある資源国の外貨を買った」
WTI原油先物価格チャート の動きは確かに気になっている。年末年始の原油価格の落ち込みの理由は諸説あるが、サウジアラビアの米国シェールオイル企業に対する牽制という説に説得力を感じた。「コストではうちに太刀打ちできないだろう?」ってことだ。しかし近隣にISILやイエメンの紛争を抱えるサウジがアメリカと険悪なままではいられまいし、原油価格を低迷させたままにしておくこと自体がサウジにとっても得策ではなかろう。
まあど素人の私の所感があてになるわけではないが、それにしてももし原油安がずっと続くか続かないかどっちに賭けると問われたら、確かに迷う余地は少ないが…
いつもの感想だけど、資産がある人間は、リスクを取るにしても、いろんな手を打つことができる。
資産がないと手を打つことすらできないってのは、どうしたらいいものだろう?