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しいたげられたしいたけ

空気を読まない、他人に空気を読むことを要求しない

中欧四ヶ国格安パック旅行のコンデジで撮った写真を貼りつつ旅先で浮かんだ妄想を書き連ねる(その6:ブラチスラバ)

旅行

ウィーンからバスでスロバキアの首都ブラチスラバへ移動。
ブラチスラバオーストリアから国境の川ドナウを隔てた対岸にあって、距離は近いのだ。
だいたい首都というものは一国の中央にあるケースはむしろ少なく、どっか偏ったところに位置することのほうが多いが、国境にある首都というと…世界地図を見ると意外とたくさんあるな。
ブラチスラバ城。綺麗なんだけど最初に連想したのがラブホというのは、私の感性が歪んでいるからに違いない。
ちなみにチロル風の民家を見ると、スキー場を連想して鼻の奥に蕎麦とかおでんとかの匂いが漂う気がする感性も歪んでいると思う。

市電(しつこい

バスでブラチスラバ城のある丘に登る。ブラチスラバ城の向かいにある国会議事堂。こぢんまりとした印象。

観光客向けであろう、蒸気機関車をかたどったかわいい乗り物が停まっていた。

正門。

マップ。

全景

恒例(?)の左右二分割。


振り向きざまにドナウ川も撮った。向かって右側の上流方向。

左側、下流方向。

建物の中には入れなかったが、中庭に入った。

井戸があった。

覗いてみた。ちょっと怖かった。

マップで本館(?)はロの字状に示されるが、その左下のコの字状の建物。マップの英文を拡大して読むと「スロバキア国民評議会事務局広報センター」とあった。

ガラス越しに覗いてみた。何かの展示会の準備をやっていた。

バスで市街地に下りる。
スロバキア大統領官邸、とトロリーバス(わかった

上の写真の向かい側を走る市電(もうええっちゅうねん

バスから降り、ミハエル門というのを目指して歩く。

旧市街の境界となる由緒ある門らしい。

紋章。

門のところに、狭い建物が! こゆの好き。

門をくぐったところ。ここが旧市街かな?

振り返りざまにもう一枚。

石畳の修復をやっていた。すごく貴重な場面に出くわしたと個人的には思う。

フラブネー広場と言って、ブラチスラバ旧市街の中心部だそうだ。正面が旧市庁舎。右側が日本大使館の入っている建物で、一階は土産物店になっていた。

噴水と、日本大使館の右隣は一つ置いてギリシャ大使館。

噴水を振り向きざまに撮ったところ。「振り向きざま」が好きだけど、久しぶりの海外旅行で360°が珍しいのだ。

旧市庁舎前に、多分観光客用のかわいらしい乗り物が出てきた。

乗り物が出てきた小道には、なぜか露店がいっぱい。今回訪れた都市はどこも欧州指折りの観光地であるせいか、平日の昼間であるにもかかわらずお祭りみたいな雰囲気があって、楽しかった。

ブラチスラバ市内を散策。マンホールから頭を出してる有名なブロンズ像があった。有名かどうかは知らんが、なぜかネットではよく見かける。これブラチスラバにあるのだ。

スロバキア国立劇場。気がついたらお天気も回復してきました。

スロバキア国立劇場前の通り。フラブネー広場からは右手に直角に折れることになります。

フヴィエズドスラフという詩人の銅像だそうだ。フヴィエズドスラフは、スロバキア語で詩作をしたことにより、国民的な尊敬を得ている人だそうだ。スロバキアには文人を尊敬する国民性があるとのこと。

路上チェスをやっていた。

教会。検索したところ、聖マルティン教会というところで、歴代ハンガリー王の戴冠式が行われるなど大変由緒あるところだそうだ。
中央手前にある胸像はベルノラークというスロバキア語の文法学者で、やはり国民の尊敬を集めている人だそうだ。

胸像の接写。スロバキアには文人を尊敬する国民性が…

聖マルティン教会を、角度を変えてもう一枚。

教会と胸像の反対側にある店舗。書店と言っていたかな。

ギリシャ風の彫刻が掲げられている。

このあたりからバスに拾ってもらって、最終目的地であるブダペストへ移動した…って市電しか写ってへんやんけ!(左端にちらっと見えます

前回埋めた伏線を、ようやく回収します。ブダペストへ移動中のバスの車窓から撮った光景です。

地平線!

ハンガリー盆地という地名だが、世界地図で見ても青く平らに見える。世界地図でそう見えるってことは、盆地と言ってもすげー広いのだ!
これまで「プラハ郊外は北海道に似てる!」だとか「ヨーロッパアルプス日本アルプスに似てる!」だとか、初めて見るものを既知のもので似ているものを探すことによって飲み込もうとしてきたが、それには限界があるってことだ。当たり前すぎることだが、どこにも似ていない光景だってあるってことだ。
実は「地平線は意外と近い」ということは知っている。わが愛知県は濃尾平野という日本有数の平野を擁し、うちの近所のさして遠からぬところにも地元民が「地平線ならぬ田平線」と自嘲気味に語る風景がある。しかし山影が完全に消えるわけではない。
スロバキアハンガリーの国境ゲート。

今はパスポートコントロールがなくなり素通りである。

風力発電機。写真からはわかりづらいけど、すげーでかいんだなこれが。

思うに我々が物事を理解するにあたって、何か未知のもの、理解できないものがあったとすると、それを咀嚼し受容することにより、次にはそうやって受容したものが新たな未知のものを理解する手掛かりとなる。何でも見とかなきゃダメなんだな。多分それも感性が豊かな若いうちの方がいいに違いない。
考えてみれば、私はまだ極地を見ていない。ヒマラヤを見ていない。砂漠を見ていない。ジャングルを見ていない。その事実が、世界を認識する上においてとんでもねーハンディキャップになっていて、しかも自分でそれと気づくことができないかも知れないなんて考えると、ちょっとゾッとするではないか!
また、写真やテレビで見たつもりになっているだけでもダメで、やはり自分が現地に立って自分の目で見ると、初めて気づくことがあると思った。
クラーク博士ならずとも、ヨーロッパや北米の寒冷地を見てから北海道を見ていたら、一目で北海道が豊穣の大地であることを見抜けたかも知れない。
ウエストン卿ならずとも…いや日本アルプスの命名者はゴーランド氏だった。記憶を修正するのは大変そうだな…ヨーロッパアルプス日本アルプスの相似は一目瞭然だったかも知れない。
今回の旅行とは関係ないけど、以前にこんなことがあった。日本帝国陸軍の軍事顧問として招聘されたドイツ軍の俊英メッケル少佐は、関ヶ原の布陣図を一目見て「西軍が勝ったのですね」と言ったという(ウィキペには真偽不明とあるが)。
関ヶ原は近いので何度か訪れたことがあるが、実際に現地に立つと西軍優位は素人目にも一目瞭然なのだ。東軍の進入路である旧中山道は、すり鉢の底のような位置にあり、しかも左右を扼する山は高い。白兵戦は高所に布陣した側がうんと有利だという。白兵戦やったことないからわからないけど。また、関ヶ原南東にある南宮山に布陣した毛利軍他が蓋をするように進軍したら東軍は袋の鼠になり、しかも孫子の兵法に言う「囲む師は必ず欠く」にうってつけの伊勢街道というのが、南宮山のさらに南方に伸びている。ただしこの道から東軍が落ちるとしたら、甚大な被害を受けた後だったであろう…
いや、誰か他人がすでに発見したものを再発見するほど容易なことはないことも、知ってるつもりだけどね。
物理学で、量子力学相対性理論を自力で発見しろと言われたら無理だが、ニュートン力学なら何とかなったかも知れない、という不遜な物言いを、何度か見聞きしたことがある。ニュートン力学は無理でも、微積分くらいなら、いや、微分くらいなら何とかできたかも、というのは恥ずかしながら私も夢想したことがある。
ニュートン 獅子の爪痕」で検索してみてください。
大ざっぱに言うとこういうことです。ある著名な物理学者が、こんな問題を出したんだそうだ。ベルヌーイという名前を知ってる人には、著名な学者というのはベルヌーイのことですと言っておく。地面にU字状の穴を掘る。この穴には全く抵抗がないと仮定する。すると穴の一つ(入口とする)から石を落としたら、もう一方の穴(出口とする)のところに、ちょうど速度ゼロとなって到達するはずである。では入口から出口までの所要時間が最短になるような穴の形状はどんなものか?
この問題に匿名の解答が寄せられた。「もし最短経路があったとして、その最短経路から、ほんの少しずれた経路があったとしたら所要時間の変化は微小なはずである」これだけの手がかりから、穴がサイクロイドと呼ばれる形状であることを導出したのだそうだ。ちなみにこの数学的手法を変分法と言う。
それを見たベルヌーイは、ってベルヌーイって言っちゃったよ「獅子が獲物を倒すところを見ていなくても、爪痕を見れば獅子の仕業だとわかる」(つまり「匿名の解答者はニュートンさんやろ」)という有名な言葉を残したとのこと。
ニュートン力学にしろ微積分にしろ、人類初という栄冠は、やはりニュートンの天才を以て初めて可能だったのだろう。
なんだか話があっちゃ飛びこっちゃ飛びわけわかんなくなってしまったが、どうせこのシリーズのブログタイトルは「旅先で浮かんだ妄想を書き連ねる」だからいいのだ。
ブダペスト着。車窓から撮った市電(知らんわもう

天気が良かったのでホテルの写真も撮った。ホテルの写真が撮れたのは一泊目と最終日だけだったな。

見事な円筒形の客室である。