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晴れ|あんなことでもなきゃCoCo壱番屋のビーフカツカレーを食べてみようなどという気は起こさなかった

「CoCo壱番屋のビーフカツカレーを食べてみた」というブログは何百件うpされてるやらわかったもんじゃないが、こういうことは臆面もなくやったものが勝ちなのだ…って何に勝つんだよ? ああ、「びーふかつ」ってか。

CoCo壱番屋の本拠地にして、かつ例の事件で報道される会社や店舗が集中しているのが、愛知県西部を中心とする一帯なのだ。ちょうど昼食時に車で走っていると、例のチェーン店の黄色い看板が目につくこと目につくこと。ブログのネタにはなるだろうってことで、入ってみた。人間は他人のすることなど気にしていないものだとは言うものの、さすがにビーフカツを注文するときは、他の客の耳がちょっとが気になった。

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ココイチに行ったときは、必ずサラダも頼む習慣がある。メインのカレーが出てくるまで、特に揚げ物のトッピングを頼んだ時には、少々時間がかかるのだ。だからサラダを片付けていると、いつもちょうどいいくらいになる。

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左上に見えているのはドレッシング。確か胡麻、ノンオイル青じそ、ココイチオリジナルの三択だったっけ。

ビーフカツカレーが来た。揚げ物トッピングにはウスターソースを下品にどばどばかけて食するのが好みである。

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タイトルに「あんなことでもなきゃ食べてみようという気は起こさなかった」と書いたのは、そもそもビーフカツ単体という食材が、あまり好みじゃないからだ。ビーフカツは、トンカツやチキンカツに比べて食感が硬く滋味に乏しいという印象がある。今回食したものは、ビーフカツにしては軟らかく仕上がっていたとは感じた。軟らかくするための工夫を何かしているのかも知れない。しかし味わいの奥深さでは、トンカツやチキンカツの方がいいだろうなという予想は的中した。肉自体の味の自己主張が弱いのだ。カレールーとウスターソースの染みた衣はそこそこ美味しかったから、ひょっとしたら衣にダシを染みさせることがビーフの存在意義なのかも知れない。知らんけど。

唐突だが、マクドナルドの苦戦のニュースを思い出してしまった。今から30年以上も前に青年期を過ごした身としては、マクドナルドが身近になったときは「肉をおやつとして、またはスナックとして食べられる!」ということがインパクトあったと記憶している。しかし現代の感覚からすると、あのバンズに挟まれているビーフパテは、食材として少々魅力に欠けると言わざるを得ない。

サラダとカレーで料金は1,000円弱。10円玉1枚と1円玉数枚のお釣りが来た。昼食としては、少し割高感がある。

ステーキやすき焼きの美味しさは昔も今も変わらないとはいえ、牛肉信仰は過去のものになりつつあるのかもしれない。ただCoCo壱番屋というところはトッピングのバリエーションの多さで売っている部分もあるのだし、ビーフに対する幻想がある限りビーフカツという選択肢自体は案外長いこと生き残るのかも知れないな、などとおせっかいなことを考えながら店を出た。