しいたげられたしいたけ

人権を守るには人権を守るしかない。人権以外の何かを守ることにより人権を守ろうとする試みは歴史的に全て失敗した

タイトルでネタバレ他ネタバレコレクション

今回は純然たるネタです。「はてな匿名ダイアリー」(通称「増田」)と、そこに投入した自分のブコメなどから収集、保存しておきたくなったので。

まずはこちらの増田。埋め込みリンクから全文が読めてしまうというのも珍しい。

anond.hatelabo.jp

つい反応して、こういうブコメを投入してしまった。

驚愕の事実を知った

有名どころではルパン物の『奇岩城』が実はネタバレ。原題直訳は「空洞の針」。

2017/02/12 06:42

b.hatena.ne.jp

(追記:ルパンものでは他に、偕成社版の児童向けシリーズに『水晶の眼』というとんでもね~タイトルもあった。検索したら、今、出版されているものはどれも『水晶の栓』に直っているようだが、『奇岩城』のほうは直しようがなかったらしい)

続いて、昨日付けの増田。「シャーロックホームズシリーズ全般」というのはちょっと無理だが、それ以外は確かにどれもネタを知っていた。だが「怒られない」ってことはないと思うぞ。

anond.hatelabo.jp

ここは力作ブコメがそろっていた。わりと自信をもって、こういうのを投入したが、全然目立たなかった。

今なら普通にネタばらししても怒られないであろうミステリ

『時をかける少女』の、古いほうの映画で原田知世の歌ったテーマソングが、実は微妙にネタバレしてると気づいてました?

2017/10/04 15:53

そりゃまあ仕方あるまい。b:id:mohno さんの『猿の惑星』DVDカバー、マジかよ?? b:id:sawarabi0130 さんの『シックスセンス』の中国語版タイトル、マジかよ?? 洋画にネタバレの邦題をつけたがると悪評高いのは、日本の映画業界だけじゃなかったのか! あとさりげなく有名作品のネタバレしまくってる奴らが多いから、閲覧注意ではある。つか何でネタバレだとわかるんだ俺?

あとファーストブコメの b:id:furutanikaede さんの指摘で気づいたのだが、『つるのおんがえし』もタイトルでネタバレだよね。その伝で行けば『母を訪ねて三千里』は邦題ネタバレかと思ったら、原題からしてネタバレのようだった。ウィキペによると "Dagli Appennini alle Ande" (アペニン山脈からアンデス山脈まで)とのこと。

じゃ『アルジャーノンに花束を』はいいのかとか、だんだん境界線があいまいになってきたな。

   *       *       *

悪気のないままネタバレしてしまうというのは、洋の東西を問わぬ人情というものらしい。碧乃あか男(id:mraka2015)さんの、この四コマを思い出してしまった。リンク先はネタバレしてないので安心してご覧ください。あ、私がマンガのネタバレをしてるのか??

mraka2015.hatenablog.com

あと、かつて入り浸っていた素人の画像投稿サイト pya.cc では、動画投稿にネタバレタイトルをつける奴がやたらと多かったように記憶している。今、確認したらサーバ移転などがあって、昔の動画投稿はほとんど残っていなかった。強烈に記憶に残っているところでは、この海外CMにもろネタバレのタイトルがついていた。元ネタを検索したらニコニコ動画に残っているのしか見つけられなかった。 ニコ動あまり好きじゃないが、これしか貼れない。 

素人がやらかすのは仕方ないとして、前述の洋画の邦題のみならずプロでもしばしばやらかす。江戸川乱歩の『探偵小説の「謎」 (現代教養文庫)』という本は、ネタバレ満載だった。『僧正殺人事件』や『赤毛のレドメイン家』は、犯人名をモロに書いていたし、『アクロイド殺し』に至っては同工作品のリストを作っていた。古い本だから「ネタバレはNG」という文化が今ほど根付いていなかったんだろうか? これらの作品に関しては、犯人名を忘れたら読もうと思いつつ、無駄に記憶力のよかった若い頃に読んだものだから、今に至るも忘れていない。初読の楽しみを返せ! いやそっちは返さなくていいから、若い頃の記憶力の方を返せ!(無理

今回は画像がないから、またしても いらすとや さんからお借りしよう。一年ほど前に いらすとや さんは童話や昔ばなし系が手薄じゃないか と書いたことがあったが、今調べたら、ずいぶん充実していた。やっぱり いらすとや さんはすごい!

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鶴の恩返しのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや より

追記:

『時をかける少女』について、もうちょっと語りたくなった。以下、核心部はフォント色を白に設定しています(いまさら?

『時をかける少女』の核心は より強い超能力者が別に存在した ことだと考える。タイムトラベラーという能力は、物語上では実はいわゆる「燻製ニシン(“red herring”=目くらまし)」の効果しか果たしていないのだ。2006年のアニメ版を地上波で観たときは、すっかり引っかかって核心が明かされるシーンで「やられた!」と思った。アレンジが見事だったので気づかなかったが、あとで考えたら原作の趣向をぜんぜんいじっていないではないか!

東雲(id:shinonomen)さんのエントリー『観客は主人公と一緒に叩き落とされる - 東雲製作所』のブコメに、50年前に書かれた原作を読んで感じたことを書こうと思ったがネタバレだし100字では書ききれないと書いたのは、このことでした。あと原作を読むと、ジュブナイルということもあってか、作者はリラックスして書いてるようなのがわかる。角川文庫の新装版 の解説を読むと、この作品がこれほど長く愛されたのは、作者にとっても意外だったらしい。

なお上記のパターンは、ぱっと思い出せるものとしては中島らもの最高傑作と言われる『ガダラの豚』や、ドラゴンクエストシリーズの『V 天空の花嫁』でも使われている。物語をバターン分類したからといって物語が書けるようになるわけではないと言いつつ、分類項目の一つとして確保しておきたい。

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