前回の記事は前置きばかりが長くなって、せっかく新しい神社への参拝を始めたのに、神社の紹介が全然できなかった。
いつものことで、何のことはない市内の神社なのだが。
前回は、他に予定があったりして回数が稼げなかった。急ぐつもりはないといえ、先週末にもう一度参拝に行ってきた。
由緒書の石碑を再掲。今回は文字起こしができるよう接写してきた。ただし新たに撮った写真は、写りこみが激しかったからアップしない。
八剱社由緒
祭神 日本武尊命
当神社は とおく天正年間(約四百年前)熱田神宮の別宮である八剱神社より氏神として勧請し 沓掛新田新切の地に創建されたが 享保二十年三月に至り 現在地を鎮守の杜と定めて社殿を造営し 元文元年吉祥日に御遷宮し奉り 以来二百数十年を経て今日に至った
この間幾度となく修改築が行われたが 永年の風雪により老朽甚しく 殊に昭和三十四年の伊勢湾台風によって 非常に危険な状態となる 氏子の守護神として崇め奉る御社の損傷は拝するに忍びず 今般氏子の総意奉賛と 広く縁故者各位の協賛を仰ぎ 総工費金二千五百余万円 工期一年三か月余を以ってここに恒久的建築により 御社殿及び祝詞殿 拝殿の造営が達成されたのである
昭和四十九年十一月十日
読み取りにくくて自信がないところがあるので、後で修正をかけるかも知れない。
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長屋みたいな摂社末社の写真も再掲。実はこちらは前回、接写していたのだ。
摂社を接写、なんちて。
右から順に、表札と説明書きを示す。格子窓から内部の小さなお社が覗けるが、そちらの撮影は遠慮した。
「神明社」
説明書き。
文字起こし。
御祭神 天照大神(あまてらすおおみかみ)
伊勢神宮(内宮三重県伊勢市)の分霊
御室徳 皇室の祖神であり.生きていく全ての
恵みを与える最大・最高の神
「秋葉社」
御祭神 火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおみかみ)
秋葉山本宮秋葉神社(静岡県周智郡春野町)の分霊
御神徳 火の神 火防・雨乞いの神
「祖靈社」
地域出身出征者の英霊の御霊をまつる
「猿投社」
御祭神 大碓命(おおうすのみこと)
猿投神社(愛知県豊田市猿投町)の分霊
御神徳 安全の神(家内安全 交通安全 職場安全等)
「御鍬社」
御祭神 豊受大御神(とようけおおみかみ)
伊勢神宮(三重県伊勢市)参宮の際 鍬の形を
した枝を分霊としていただく。
御神徳 農業・農具の神
見えにくいけど「金刀比羅宮」
御祭神 大物主命(おおものぬしのみこと)=大国主命
金刀平羅宮(香川県仲多度郡琴平町)の分霊
御神徳 五穀豊穣 水に縁のある竜神・海神で航海の神
「山之神神社」
御祭神 大山祗命(おおやまずみのかみ)=大山祗神社=
大三島神社(愛媛県越智郡大三島町)の分霊
御神徳 海・山の守護神 早春から秋まで山を降りる田の神
「津島社」
御祭神 建速須佐之男命(たてはやすさのうのみこと)=
須佐之男命 津島神社(愛知県津島市)の分霊
御神徳 厄除開運 無病息災 害虫駆除ー商売繁盛の神
なんだか名だたる大神宮・大神社の説明一覧みたいになっていて、あとで便利そうなので文字起こしした。
だが実際にはこのうちのいくつかは、由緒を忘れ去られた産土神が有名神社と習合して、明治の一村一社を原則とする神社合祀令により摂社末社にまとめられたのではないかと想像される。
以前、市内の鹿嶋社の由緒書に、元はイザナミのおしっこから生まれた水波売神〔みずはめのかみ〕が祭神だったが、近所の神社が諏訪大神を勧請したので、対抗してより強そうな鹿島神宮の建御雷神〔たけみかづちのかみ〕に祭神を改めたと書いてあったことを紹介したことがある ⇒ https://watto.hatenablog.com/entry/2017/04/01/160000
他にも傍証となりそうな祠が、市内にある。後日の記事で紹介できればと思う。
八剱社自体の「御神徳」(=ご利益?)は、こんな感じかな。こちらはこの日に撮った。
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とは言うものの、この日も参拝を始めた時間が遅かったので、そんなに回数をこなせなかった。
3:00p.m.過ぎから参拝を始めて、十何回か参拝したころには、日が傾き始めた。
本殿の常夜灯が点灯したところ。
摂社末社の方も点灯。
この日は二十回参拝。前回と合わせて三十五回。続きは次の週末に。
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