🍉しいたげられたしいたけ

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若冲西陣美術織展というのと市民の森公園の木花を見てきた

実家にいるとき、老母から車を出してくれと依頼された。市の文化センターで、伊藤若冲の絵を西陣美術織にしたという展示会があるとのことだった。全国を巡回しているのだそうだ。入場無料との由。

こんな新聞折り込みチラシが入ったのだそうだ。スキャンして一部を示す。

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いつものことで内心「面倒臭いな」と思わないでもなかったが、会場の文化センターは、車で行けばたいした距離じゃないので、言われたとおりにした。

 

会場入り口の案内。

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半地下のような展示会場があって、その一部をパーティションで区切って使用していた。

若冲の画を下絵に用い、西陣美術織という技法で製作された織物が、掛軸表装で30点ずらりと並んでいた。若冲画オリジナルではない。西陣美術織と西陣織は一緒なのか違うのか、違うとしたらどう違うのかも知らない。展示品の一覧は、チラシの裏面に縮小印刷されていた。展示順もナンバリングの通りのようだった。

会場での撮影は遠慮した。参考までに、チラシの一部をスキャンしたものを示す。

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ウイークデーだったので来場者は高齢者が多かった。展示品を見ていると、主催者側の一人とおぼしき男性が寄ってきて、説明を始めた。

「ルーペで見てください」

ニワトリの羽の白い部分にも、実は12色くらいの色糸が使われているのだそうだ。一本一本の糸の太さは、髪の毛の半分ほどだそうだ。

「はぁ、そうなんですか」と口では感心を示しながら、内心「セールスかな? ヤバいところに来ちゃったのかな?」と少し心配になった。

結論から先に書いてしまうと、勧誘はなかったことはなかったが、さしてしつこくなく、やりすごせる程度だった。ただし話に乗っている老客もいて、一幅39万円で名前入りの桐箱がつく云々という説明を受けているのを小耳に挟んだ。

幸いうちの老母は、そういう話に耳を貸すタイプではないが、「タダより高いものはない」というやつだろうか?…というのは言いすぎで、ショッピングセンターの展示即売会みたいなものだった、くらいに考えればいいのかも知れない。

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ところで、市の文化センターは、市民の森公園というのと隣接している。ちょうどそこが、春の木花の見ごろを迎えようとしていたので、こちらも見てきた。

マップの看板があったので示す。

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「椿公園」の看板。略地図の右のほうである。

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何種類かの違う色の花をつけた、一本のツバキの立木。こういうのがあるんだ。

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ここは全体に花が大ぶりのものが多かったように思う。ツバキって、こんな感じの花だったっけ? ツバキというよりボタンのような…つかツバキとボタンは似てたっけ、どう違うんだったっけ、と、ブログを書く傍らで検索をかけている。

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接写。

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花越しに、文化センターの建物。

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白い花もあった。

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上掲マップで「椿庭園」の左下にある「ふじ庭園」。大きな藤棚がこさえてあった。

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見頃にはまだちょっとだけ早いのかな? フジの花の房は、藤棚からもっとだらりと垂れ下がると思ったのだが…

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白いフジ。

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白いフジと紫のフジのツーショット。ツーショットって何だよ?

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ピンクのフジもあった。こちらはいかにも見頃には早いという感じだった。

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ピンクのフジと紫のフジのツーショット。だからツーショットって何なんだよ?

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やはり見頃にはちょっとだけ早かったかも知れない。いやまた見に来る機会はあるだろう。たとえ今シーズンでないとしても。

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「万葉庭園」の看板。マップでは真ん中下に「万葉東庭園」の文字が見える。この満開の立木は何だろうか?

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「宇宙庭園」の看板。なんだこれ?

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上掲マップでは「宇宙ひろば」という文字が「万葉東庭園」のすぐ上に見える。

隅に屋外ステージもこしらえてある、ま、多目的グラウンドだ。

 

マップ右端の「万葉北庭園」のあたりに一、二輪だけ咲いていた気の早いツツジ。

咲いていたのはここだけで他はツボミばかりだった。

ツバキの季節が終わると、入れ替わりにこちらが満開の時期を迎えるのだろう。

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西陣美術織展は、タダで見せてもらって悪いけど、また比較するもんじゃないとも思うけど、自然の花には負けてるよなぁ。

「栄華を極めたソロモン王でさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」というのは、福音書のうち大好きなフレーズの一つである。え、お前仏教徒ではなかったかって? どの仏典にも「聖書を読んではいけない」とは書いてない。

それに自然の花はセールストークをしない、と書かなくてもいいことを書いて、今回のオチにしてしまおう。

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