しいたげられたしいたけ

空気を読まない 他人に空気を読むことを要求しない

ヨーロッパ中世に関する知識の甚だしい不足を感じ

いや自分の知識不足を感じるのはあらゆる分野にわたり、そもそも自分は何を知っていると言えるかと真剣に疑問を感じるのだが(Que sais-je?っやつですな、わっはっは、いやマジ)、ここ何ヶ月かの間にブライアン・ポール本とか『文明が衰亡するとき (新潮選書)』とか、あるいは小林章夫本とかを何冊か手にとって、余計にその感を強くした。
で、今さら高校の世界史の教科書というわけにもいかず、堀越・三浦『世界の歴史[5]中世ヨーロッパ』(教養文庫…品切れにつきISBN略)なんぞを再び手にとってみた。
なんじゃこりゃ?
学生時代とか、このシリーズにお世話にはなったものであるが、そのときは「近代の歴史は大河小説のようにストーリーが連続しているが、近代以前の歴史は、例えばカノッサの屈辱とか百年戦争とか、個々のエピソードがぶつ切りに存在しているようなものだな」と感じたものだ。この本をベースに考えればそう感じるのも無理ないわけで、フン族の首長アッチラにけっこうなページが割かれているわりには西ローマ帝国終焉の直接の記述がほとんどないとか、ウィリアム征服王の記述をすっ飛ばしてプランタジネット朝の記述が始まるとか、ようするにエピソード集であって網羅的ではないのだ。まあ中世ヨーロッパを一冊で網羅するような本が書けるわけないと言ってしまえばそれまでだが。
ならばとひらきなおって、こちらは半分くらい読んで放り出したまま…

文明が衰亡するとき (新潮選書)

文明が衰亡するとき (新潮選書)