
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 新書
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雑誌『中央公論』に現在も連載中のエッセイをまとめたものだそうで、前半がちょうどイラク戦争の時期に当たる。著者のスタンスは煎じ詰めれば「戦争反対」の一言につきるのだが、なかなかその「戦争反対」の一言をダイレクトに言わない。いや「戦争反対」をダイレクトに言えない時代の空気みたいなものは、実は私も肌にびんびんに感じているのだ。言った途端に周りが引くことが予想できるのだ(そゆえば香山リカ氏も『いまどきの「常識」 (岩波新書)』で「ある討論会で、平和という単語を口にしたとたん、周りの空気が凍りついた」という意味のことを書いとるなぁ。p154)。
ある意味こまった時代である…(-_-;

- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/09/21
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