🍉しいたげられたしいたけ

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曇のち雨|日記

もう一冊、マンガです

小栗左多里&トニー・ラズロ『ダーリンは外国人 with BABY』(メディアファクトリー)

ダーリンは外国人 with BABY

ダーリンは外国人 with BABY

  • 作者: 小栗左多里,トニー・ラズロ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/03/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 8人 クリック: 90回
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女流マンガ家の出産日記はわりと好きで、石坂啓『赤ちゃんが来た (朝日文庫)』とか、さくらももこ『そういうふうにできている (新潮文庫)』とか、西原理恵子『毎日かあさん』シリーズとか、数え上げたらけっこう読んでいる。そうそう、流水りんこ『インド夫婦茶碗』シリーズもいいです。
この作者は、ベストセラーになった表題のシリーズのほか、『プチ修行 (幻冬舎文庫)』や『英語ができない私をせめないで!―I want to speak English! (だいわ文庫)』も良かったので、期待して読んでみた。
うーん、ちょっと直球過ぎかな?一生懸命に子育てをしているのはわかるけど、著者独特の、ちょっぴり毒を含んだ天衣無縫さが、今回は十分に発揮されていなかったような気がする。後半の旦那さんのラズロ氏と子育てをめぐっての意見対立で険悪になる部分なんか、読んでいてハラハラしたし…
今回の作者は、深刻な状況を笑い飛ばして読者サービスに転化するだけの心理的な余裕に欠けていたのかもしれない。
女流マンガ家の出産日記というジャンルで、一番はっちゃけていて好きなのは内田春菊の『私たちは繁殖している』シリーズなのだが、逆に言えばもしあの型破りな天然ぶりが計算ずくでやっているのだとしたら、内田春菊はとてつもなくすごいんだと思う。もっともこれは、出産&子育てという人生のもっともシリアスな場面を、作品に仕立てることのできるすべての作家さんたちに言えることだけど。

恒例、メモ代わり

「ベンチャー経営の「失敗談」データベース、経産省が公開」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/19/news019.html
ちょっとずつ、じっくり読もうっと。

赤ちゃんが来た (朝日文庫)

赤ちゃんが来た (朝日文庫)

そういうふうにできている (新潮文庫)

そういうふうにできている (新潮文庫)

プチ修行 (幻冬舎文庫)

プチ修行 (幻冬舎文庫)

英語ができない私をせめないで!―I want to speak English! (だいわ文庫)

英語ができない私をせめないで!―I want to speak English! (だいわ文庫)