しいたげられたしいたけ

選択的夫婦別姓の早期実現を求める

丸山工作(編)『ノーベル賞ゲーム―科学的発見の神話と実話』(岩波書店)

ノーベル賞ゲーム―科学的発見の神話と実話 (同時代ライブラリー (343))

ノーベル賞ゲーム―科学的発見の神話と実話 (同時代ライブラリー (343))

ストレスとはなんだろう―医学を革新した「ストレス学説」はいかにして誕生したか (ブルーバックス)』は本書1章「インシュリン発見の神話と実話」と7章「ストックホルムへの道」から、かなりの引用をしている。ただし本書は『ストレス…』に比べて、かなり専門的な内容までが含まれている。例えば「ストックホルムへの道」は視床下部ホルモンの構造決定の物語だが、
(1)N末端アミノ酸の決定(ダンシル法)
(2)C末端アミノ酸の決定(トリチウム標識法)
(3)アミノ酸配列の決定(エドマン分解法)
(p190)
といった手法が説明される。
『微生物の狩人』(岩波文庫)を読んだとき、人類が顕微鏡を手に入れた17世紀からコッホやパスツールの登場まで2世紀もかかったことに意外を感じた。しかしコッホやパスツールの手法は、今の目から見たら言っちゃ悪いが素朴で、素人でも真似できそうである。
それからわずか100年余りでの、研究の高度化と細分化と洗練は、素人にはもう何がなにやらで驚くばかりである。