🍉しいたげられたしいたけ

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横山大観展@メナード美術館&「ヴィーナス」展@名古屋ボストン美術館

予約が急遽キャンセルになって、またしても仕事が休みになってしまった(TДT;
なんか最近何度も同じようなことを書いとるな。例年の今頃は、休みがない休みがないとボヤいてばかりだったような気がするが…
その割に、去年までに比べて収入がそんなに極端に減っているわけではないというのも、利益率の悪さを露呈して情けない。つまり毎年儲かっていないという意味である。
そんなわけで、ネットでイベントを調べて、例によって近場で美術展めぐりをすることにした。

メナード美術館は小牧市。普通、自宅からだと名鉄本線と地下鉄と名鉄小牧線を乗り継いで行くことになるのだが、天気が良いのでなんとなく地下にもぐるのがもったいなく感じ、地図を広げたら名鉄西枇杷島駅→JR(城北線)枇杷島駅→城北線味美〔あじよし〕駅→名鉄小牧線味美駅というルートがあることを発見したので、そっちで行くことにした。
名鉄西枇杷島駅からJR枇杷島駅までが、やたらと歩かなきゃならなかった。地図で見るとすぐなのに、JRの線路がなかなか渡れなかったりして、えらく遠回りをしてしまった。それに比べると、城北線味美駅→名鉄味美駅は、地図上で見てもいかにも離れており、また同じ駅名なのに離れていることは地元では有名なので、覚悟ができていたからか歩くのがあまり苦にならなかった。
城北線に乗るのは初めてである。本数は一時間に一本。列車は一両。にもかかわらずほぼ全線高架かつ複線。でも非電化というヘンな路線である。関西本線や伊勢鉄道でも部分複線だというのに、ほぼ全線複線で高架とはなんという贅沢か!まあいろいろあってこうなったという話があることは知っているが。だからというか何と言うか、当然のように経営は苦しいらしく、料金も枇杷島−味美430円とやたらと高かった。それでも小牧始発のピーチライナーがあっけなく廃線になってしまったことを考えれば、汽車が走っているだけマシというものであろうか。
肝心の美術展の方なのだが…メナード美術館は、昔一度行ったことがあるはずなのだが、どんなところかすっかり忘れていた。で、久しぶりに訪れた印象。
狭っ!
なんだかあっというまに回り終わってしまった。目録を見ても、もともと展示数が40点くらいしかない上に「前期のみ展示」「後期のみ展示」というのが多く、数えてみたら結局30点くらいしか展示されていない。その他に「大観ゆかりの作家たち」と称して安田鞍彦とか前田青邨とか奥村土牛とかが展示してあったが、なんとなく場違いな印象しか受けなかった。「常設展か?」と思ってしまった。あとでメナード美術館のサイトで調べたら、やはり所蔵品だった。
まあいいや。いつも書いている通り、もともと美術がわかるわけではない。目的地を定めてちょっと遠出をするのが楽しいのだ。
追記1:
ちらしもチケットも残していなかった。辛うじてメナード美術館の「2009展示会スケジュール」というのが残っていた。横山大観の予告の部分だけを貼る。

追記1終わり

帰りは素直に地下鉄を使って、矢場町で下車して久しぶりに「矢場とん」で食事したりしたが、金山駅に着いた時点で時間が早かったので、気まぐれで金山駅前の名古屋ボストン美術館に寄ってみることにした。「愛と美の女神ヴィーナス」展というのをやっていた。
名古屋ボストン美術館は、昔一度入ったことがあるはずなのだが、どんなところかすっかり忘れていた。で、久しぶりに訪れた印象。
狭っ!
海外旅行に行った経験はほぼ皆無に近いのだが、実は本家のボストン美術館だけはなぜか訪れた経験があって、あそこはこれでもかというくらい広かった。本当に広かった。そんなところとは比べるべくもないが、名古屋市博物館だとか、あるいはやはりこの秋再訪した三重県立美術館なんかに比べても、正直見劣りがする。
小さな美術館や博物館をいっぱい作るという方針は、大きなもの一つドカンというのに比べて、文化の保護・育成という観点から、どうなのかねぇ…なんとなく全然違うジャンルでも似たようなことが最近話題になってたような気がしたが…と思い返したら、ああハブ空港か。
どっちでもいいや。
で、展示内容。紀元前3000年の出土品から、20世紀の作家までの、ヴィーナスをテーマとしたコレクション。彫刻あり、陶芸あり、絵画あり、コインまである。コンセプトとしては面白いのかも知れないが、あまりに幅がありすぎて、なんとなく消化不良のまま出口まで歩いてしまった。
名古屋城本丸御殿障壁画復元模写展というのを同時開催していた。えらく異質だが、これもまあいいや。
追記2:
ちらしをスキャンしたデータが残っていたので貼る。

追記2おわり
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