他人が会社を立ち上げることになった。いつもの通りプライバシー自衛のため詳細は書かないが、女社長で、私より年が若い。
いろいろ話を聞かせてもらったが、一番驚いたのは、今は資本金の預金証明が、通帳のコピーで済むと聞いたことだ。
ただし資本金の分だけ、一旦下ろして、預けなおす必要があるとのこと。どっか他所から持ってきてもいいが、とにかく新規に預けたという記録があればいいらしい。
10年以上前、私も「法人成り」をかなり本気で検討したことがあった。あの頃は、金融機関の発行する「預金証明書」というのが必要だった。しかも零細企業の場合、都銀とかは相手にしてくれず、地元の信金、信組で付き合いのあるところに頼むしかないとのことだった。伝聞形なのは、当時、相談した税理士さんからそう聞いたから。
それとさして変わらない時期に、取引のある人材派遣会社の社長さんが起業した時には、規制が少し緩んでいて、三菱東京UFJ銀行の旧東海銀行本店にあたる支店で口座を作ってそこで預金証明書も発行してもらうことが可能だったという旨は、過去に書いたことがある(「規制」というより「商慣行」かなこれは?)。
国は国民にもっと起業してほしいという意図があるのかな?多分あるんだろう。
ちなみに手続きは、自力でもできるらしいが、司法書士に頼んだそうだ。司法書士に頼む場合、必要なものは役員全員の戸籍謄本と印鑑証明、それに会社印だそうだ。
会社印は印章店で作ってもらうしかないが、普通に頼むと銀行印認印三点セットとかを提示され10万円とかボられると、くだんの女社長はぼやいていた。結婚式と一緒で、ここぞとばかりご祝儀相場を要求するシチュエーションなのだろう。伝手をたどって知り合いの知り合いの印章屋さんに頼んだら、2万円ほどで済んだと言っていた。
これも知らないと損する豆知識(かも?)。
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