🍉しいたげられたしいたけ

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ドイツ中央党というのはバイエルンなどドイツ南部のカトリック勢力を代表する政党なのか

自分用メモです。はるか昔の大学時代、ナチス前夜のワイマール共和国史を学んだとき、主要政党の一つとして中央党というのがよく出てきた。首相を出したこともある。どんな政党なのかちょっと気になったが、調べようという気にはならなかった。
坂井榮八郎『ドイツ史10講 (岩波新書)』という本を読んでいたら、こんなくだりが出てきたので、自分用にメモする(再読のはずなのだが、一度目に読んだときのことをほどんど覚えていない。まるで頭に入っていなかったのだな)。

ビスマルクはドイツ帝国成立後、彼の統一業を評価して協力的になった穏健自由主義勢力をパートナーとして、帝国の統一国家としての法整備に努めたが、反面新帝国に批判的な勢力に対しては、これを「帝国の敵」として容赦なく弾圧した。最初にその標的となったのは、南ドイツを主たる地盤とするカトリック勢力で、これは政治的には「中央党」に集結するのだが、ビスマルクは一八七〇年のヴァティカン公会議の「教皇無謬論」に反発する自由主義者の支持を得て、カトリック教会を国家の規制に服させるための「文化闘争」を展開する。しかし一八七三−七四年のプロイセンの「五月諸法」など各種教会規制法もカトリックの結束を崩せず、中央党の勢力が減退することはなかった。

(上掲書P148)
カッコにも入っているし、多分ここが初出だと思う。紙の本を読んでいて、検索ができないことに不満を感じることが増えたような気がする。ドイツ中央党に関しては、ネットで検索すればウィキペにもかなり詳しい説明が出てくるが、今読んでいる本の中でどんな説明がされているのかが欲しいのだ。すぐ忘れちゃうか見落とすかするんで。かと言って、まだ電子書籍に移行もできていないし、どうすりゃいいんだ?

ドイツ史10講 (岩波新書)

ドイツ史10講 (岩波新書)