前回のエントリーの続きです。
こんなの。ボール型のキャスターを円形のレールに詰めて床面と接触させる。レールと椅子の脚をつなぐ腕は三本でもかまわない。厳密には、床面上にキャスターが作る図形は、円ではなくボールの数をnとするとn角形になるのだが 、n → ∞ の極限が円ってことで。
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n角形の円による近似を許してもらうとして、前回に示した図はExcelで作ったものだから、簡単に作り変えることができるので、六角形を円に置き換えて計算してみた。
円に辺はないから周からになるけど、周から重心までの距離は腕の長さと同じ1になる。
腕の長さを25cm、重心の高さを20cmとして、椅子の形状を正多角柱または円柱で近似をする。そうすると、辺または周から重心を結んだ線と、床面のなす角は、上の図のようになる。
何がすごいかというと、三本脚→四本脚の角度の差と、四本脚→円柱の角度の差が約10°と、あまり変わらないということだ。
つことは円形キャスターを採用した椅子の四本脚の椅子に対する安定度の改善は、四本脚の椅子の三本脚の椅子に対する安定度の改善に匹敵するってことにならないかな?
アニメgifも作ってみた。今回は いらすとや さんの素材は使ってません。すいません(なぜ謝る?
前回のエントリーを書いてから「六本脚の椅子」を検索したところ、何件かはヒットした。しかし円状のキャスターを持つ椅子は、検索キーワードをいろいろ変えて探してみたけど見当たらない。
たいていのアイディアは誰か先に思いついてやっているものだが、こんなキャスターを作ることには何か技術的な困難があるのかな? あるいはコスト的に見合わないとか。誰か試作してください。単なる思いつきのネタなので、私が知的所有権とかデザイン権とかを主張するつもりは毛頭ありません(他力本願
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