前編で述べた数式は、比較的迷うことなくスムースに入力できたと思っている。だがそういうケースばかりとは限らない。前回と同じテキストのp21に「反復試行の確率」というのが出てくる。
「反復試行の確率」というのは、次のようなものである。
ある試行を1回行うとき、事象Aの起きる確率を p とする。この試行を n 回行うとき、事象 A が k 回起こる確率は、p と q = (1-p) を用いて
と表せる
数式はWordで作ってキャプチャした画像を貼り付けています。
この公式を用いて、上掲書p21「問7」をちょっと改題した、下記の問題を解いてみる。Wordのバージョンは2013、OSはWindows10。
打率3割ちょうどの打者が5打席で3本のヒットを打つ確率を求めよ。
まず組合せを表す C の、前の方の下付き文字が入力できないので、しかたがないから「上付き/下付き文字」ボタンから「下付き文字」を選択して
大きいほうの文字のところは、半角スペースを入力すると□が目立たなくなる。
もう一度「上付き/下付き文字」ボタンから「下付き文字」を選択して、C と後半の下付き文字を入力するしかなさそうだ。
試しに「フォント」ダイアログボックスから「下付き(B)」指定できないかなとやってみたが、数式プレースホルダ内では「上付き(P)」と「下付き(B)」が選択できなくなっていた。参考まで。
次に、分数のべき乗を入力したい。カッコに「上付き文字」を指定してもいいが、カッコの高さが短いのがちょっと物足りない。
これは、次のようにしたら解決した。「かっこ」から「縦ならびオブジェクト」というのを挿入する。
□が縦に二つ並んでいるが [BackSpace] か [Delete] で消せるのだ。
そして代わりに「分数」を挿入することもできる!
そしてこの背の高いカッコごと選択して「上付き文字」を選択すると、カッコ全体に上付き文字をつけることができる。
短いカッコと比較して、この方が見栄えがよくありませんか?
計算した結果はこうなる。
ただしあくまでWordで数式を入力するにはこうするというだけで、解答が正解かどうかは保証の限りではありません。つか間違いがあったら、ぜひコメントかブコメで教えてくださいm(_ _)m
追記:(5/2)
すみません、縦長のカッコを入力するのに、こんな面倒くさいことをする必要はありませんでした。
普通に「かっこ」ボタンから「かっこ」を選べばよかったんです。
かっこの中に分数を入れると…
ちゃんと縦に伸びてくれます。遅ればせながら訂正します。
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