実家の近くにある千代保稲荷、通称「おちょぼ稲荷」または「おちょぼさん」は、多分全国的にはあまり知られていないと思うが、地元ではローカルTV番組がしばしば取材に行くなど、抜群の知名度を誇る稲荷神社である。
幼い頃から親に連れられて参拝していたし、今でも年に一、二度は参拝しているにもかかわらず、弊ブログを検索するとなぜか記事にしたことがなかった(なぜか豊川稲荷は何度か書いている)。
ウィークデーのオフがあり、参拝してきたので、エントリーにしてみる。
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東口と南口がある。南口がメインっぽいが、実家から近いので東口から入ることが多い。
初詣シーズンや縁日の1日&15日には参拝客がぎっしり訪れるので、あえて時期を外した。だから駐車場もこんな調子。
ここの特徴は、門前町の商店街が、とにかくにぎやかなことだ。地平線まで田んぼが続きそうな、めぼしいものが何もない町で、突出している。「シャッター街とはどこの国の話?」という調子だ。
初詣のシーズンは、この参道が参拝客で埋まる。それも1月いっぱいくらいまで。
上の写真の左側、おもちゃ屋の店頭。
右側。駄菓子が並んでいる。どこもさびれた様子がぜんぜんないのがすごい。
参道の名物は川魚料理である。うなぎ、なまず、今の季節なら鮎など。海から遠く、長良川と揖斐川という大河に挟まれた水に恵まれた地域なので、川魚が貴重なタンパク源だったのだろう。
イセエビは川魚じゃないと突っ込まないで。ザリガニじゃないよね?
靴の量販店。写真は撮らなかったが衣料品店もある。ショッピングモールのノリなのだ。
本殿前鳥居が見えてきた。
たくあん。
しいたけ。
生せんべい。
生せんべいは、トラベルじゃーな(id:travel_jarna)さんの記事で「愛知以外では入手困難」と聞いて「えっ?」と思った。こちらではありふれたものなのだ。地元の名物というのは、そんなものかも知れない。
こんなことをやっていたのでは、いつまで経っても本殿にたどり着けない。
手水場。
お供えとして油揚げとローソクのセットを購入するのが、ここのローカルルールだ。
ローソクは献灯台に立てる。
安全のため火は着けない方がいいとも言われる。着けたけど。
油揚げは本殿前に供える。たまたま油揚げを片付けていた。どうするんだろうこれ?
参拝。
本殿の向かいに霊殿という建物があり、そちらにも参拝するのが習わしだ。この霊殿というのがどういうところなのかは、実はよく知らない。
本殿の周囲をめぐる小道があり、本殿右側に祠がある。これも摂社末社だろうか。
これは本殿左側の摂社末社。
出口の鳥居。
南口参道を望む。南口から東口へ至る道はゆるいカーブの一本道で、南口から本殿までの距離のほうが東口からより、やや長い。その分、参道の店舗も多い。
帰途、先ほどのイセエビとナマズの看板を掲げていた川魚料理店に入ってみた。「稲金」というのが店の名前だった。
店内に池のような生け簀があって、ナマズが泳いでいた。食われるのかお前ら?
水槽には鮎が。食われるのかお前ら?
これは庭にあった池。鯉がいっぱい泳いでいた。食われるのかお前ら?
庭には出られる。池をもう一枚。
庭には池以外にも巨石があったり…
枯山水というのでもないし、こういうのを何というんだろう?
離れがあって、こちらは個室と団体客用の部屋があるとのこと。
店内。昼食の時間には少し早かったので、まだ空いていた(食事が終わる頃には混み始めていた)。
あゆ定食というのを頼んだ。右上はコイのあらいで、酢味噌でいただく。
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