🍉しいたげられたしいたけ

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ひょっとして「Amazonほしい物リスト」を使った「送りつけ商法」ができるのかと思いついて試してみたら当然できなかった

私自身は「Amazonほしい物リスト」は作ってないが、他の人の公開しているリストを見るのは、なぜか好きだ。ごくたまにではあるが「届いた」という記事を読むのは、もっと好きだ。みなさんとても喜んでらっしゃる。懸賞に当たったようなものなのだろう。

ところで、勉強になるのでよく読ませてもらっている ケー (id:photoblg) さんのブログに、昨日こんな記事が上がっていた。

www.weblog-life.net

週末ちょっとした用事があり、家を不在にしていたのですが帰ってみると何やら荷物が届いていました。

「着払いで荷物届いてるけど?何?」と嫁が・・・。 

思わず…

Amazonほしいものリストから荷物が届きました - ウェブと食べ物と趣味のこと

「着払い」? そりは送り付け商法でわ??

2016/07/04 22:48

b.hatena.ne.jp

とブコメ投入したら、

Amazonほしいものリストから荷物が届きました - ウェブと食べ物と趣味のこと

あ、送料だけ着払いだったようです!(汗)

2016/07/04 23:11

b.hatena.ne.jp

とのお返事をいただいた。現在は “※追記:送料が着払いでした” と追記されています。

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「Amazonほしい物リスト」に、リストに載っていないものを送りつけるという悪用方法があることは知っている。例えば今年4月の つっちー (id:Daisuke-Tsuchiya)さんの一連のエントリーは、腹筋が壊れるんじゃないかと思うほど笑わせてもらった(失礼!

www.in-activism.com

でも、もしもだけどウィッシュリストにないものを着払いで送り付けることができるとなると、笑い事では済まされない悪用ができちゃうんじゃないかと心配になった。「ほしい物リスト」を公開している相手に、自分の著書とか自分の会社の製品とかを、片っ端から送り付けるとか。

着払いは受け取りを断ることもできるはずだから、大半の人は断るだろうが、中には払っちゃう人も一定の割合で存在するだろう。何にせよ詐欺というものは、そういう相手が狙いと言われる。

あと送料が着払いになるというのも不安だ。東日本大震災のとき、私設のボランティアセンターが「ほしい物リスト」を公開していたことがあって、そこに安いものを送ったことがある。かえって迷惑だったかも知れない。

そんなわけで、ちょっと実験してみようと思った。これも何かのご縁ってことで、勝手ながら ケー さんのリストを使わせてもらった。

www.amazon.co.jp

高っかいものばかりリストに入れてるなぁ(本人が言うのはいいけど他人が言うなよ>自分

一番安いやつはどれかなと探してみた。おお、これくらいなら私にも送れそうだ。

f:id:watto:20160705094545j:plain

もっと安いのもあったんだけど、発売元が Amazon じゃないと、ギフトにはできなかったり、送り主の個人情報が丸出しになっていたりすることがあるのを、なぜか知っているのだ(一言多いんだよ>自分

f:id:watto:20160705094546j:plain

実験ってことで、「ショッピングカートに入れる」をクリック。「□ギフトの設定」のチェックは外した方が、あとで手間が少し楽になることも、なぜか知っている(しつこいつーの>自分

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上の画面で「レジに進む」をクリックすると「お届け先住所の選択」が表示される。左側の目隠しをしてあるのは、私の本名と住所である。設定が適切であれば匿名性は確保されているようなので、リスト利用者各位はご安心あれ。

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ケー さんの「この住所を使う」をクリックすると、支払方法の選択画面が出てくる。

「○代金引換 この注文にはご利用頂けません 詳しくはこちら」と表示された! これが今回のエントリーのキモである。

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詳しくはこちら」のリンクをクリックすると、次のサイトに移動する。

Amazon.co.jp ヘルプ: 代金引換を利用できない商品

関係のある所だけを引用する。

ほしい物リストから注文する商品:
ほしい物リストにあらかじめ登録されたお届け先へ配送希望の場合や、他の人のほしい物リストにある商品をご注文の場合は、他の支払い方法をご選択ください。 他の人のほしい物リストにある商品がショッピングカートに入っている場合、商品名の下に「XXさんのほしい物リスト」と表示されます。他の人のほしい物リストにある商品がショッピングカートに入っている場合、商品名の下に「XXさんのほしい物リスト」と表示されます。 

(改行位置変更しました)

まあそうだよね。世の中は「どうやったらこんな手口を思いつくの?」と思ってしまうような詐欺や悪質商法に溢れているのだから、誰でも思いつきそうなセキュリティホールは先手を打ってふさいでおくのが当然なのだろう。とくに Amazon のような大手にしてみれば。

ここでキャンセルしてもよかったが、ケー さんには勝手にネタにさせてもらったお礼とお詫びのつもりで、発送することにした。どうかお受け取りください。

「Amazon はブラックだ」との悪評がネットで散見されるので、せめてもの抵抗のつもりで「○ 通常配送 無料」を選択するのも、いつもの私の方針である(だから一言多いと何度…>自分

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マジコメすると、送料無料となっていることを確認したかったのも、今回の実験の目的の一つである。確かこんな表記を見た記憶があった。本当にボラセンに無料で送れているかどうかは、今となっては確認のしようがないが、自分が安心するためってことで。

「Amazonほしい物リスト」を作成する手順はあちこちのブログが載せているが、送る手順をレポートした記事は見たことがないので、こんなエントリーでもちっとは公開する価値があるんじゃないかと思って公開します。