しいたげられたしいたけ

空気を読まない、他人に空気を読むことを要求しない

お百度参りについて(その2:70/100)

代参というのはアリである。

最初に思いついたのが、講談や浪曲で知られた清水次郎長譚のうち、森の石松の物語である。次郎長の代参による金刀比羅宮参詣からの帰途、敵対する都鳥一家により惨殺され、親分の次郎長がその仇をとるという話だ。のっけから縁起の悪い話ですみません。

とは言うものの、通称・清水次郎長こと山本長五郎という明治初期の侠客は、今の若い人にはどのくらい知られているだろうか? 地元の静岡は別として。私が物心ついたころ、すなわち今から50年くらい前は、TVで寄席の帯番組が放送されていたので、落語や漫才とともに浪曲や講談にも、幼いころからまあ親しんでいたのだが。

それはともかく、この次郎長譚を思い返して、代参先が金毘羅宮であることに興味を感じた。今は金比羅さんといえば航海の守護神という知識があるからだ。それでちょっと検索してみたら、果たして山本長五郎の一族は現在の静岡市清水区で海運業を営んでいたというサイトがヒットした。養父は米穀商とのことだったが。

金比羅さん以外にも、この神社はこのご利益というイメージが固定しているところは、いくつか思い浮かぶ。出雲大社は縁結びの神様であるとか、稲荷は商売繁盛、天神は学問、秋葉は火除けだからアキバと萌えや炎上は縁が深い…というつまんねー冗談は以前もやったな。

一方、そうした固定したイメージのない系統も少なくない。八幡宮は源氏の氏神でもともと武神だったが、戦のない現代では、商売繁盛や学業成就のご利益を謳っているところが多いようだ。その他、系統とは無関係に交通安全などアラカルトでご利益を掲げているところが、特に有名神社などには多いように思う。

うちの近所に多い神明社の総本社である伊勢神宮はというと、実は知っていた。伊勢神宮は、日々、平穏に過ごせることを感謝に行くところであって、ご利益を期待したり願掛けに行ったりするところではないというのだ。

この話を最初に聞いた時には、それはそれでもっともだと思う一方、神社側にとってはこんな都合のよい理屈はないなと思ったものだ。祭神がテンテルゴッデスだけあってタカビーなもんだ。タカビーって今通じるのか? 念のためにこれも検索したら、神社側でもそれだけではにべもないと思ったのか、願掛けはなんとかいう境内の摂社でやってくださいみたいなことが書いてあった。

伊勢神宮に関しては、参拝に行く方も、昔からご利益期待というよりは物見遊山という色合いが濃かったように思われる。庶民の移動が厳しく制限されていた江戸時代において、有名社寺の参詣だけは例外的に認められていたことは教科書的知識だが、うちの実家の周辺では、おそらく伊勢講の名残であろう、地域で予算を集めて年ごとの当番制でお札をもらいに行くということをやっていた。今でもやっているかどうかは知らない。代参と言いながら実質レクリエーションだったんだろうけど、旅行嫌いの人にはキツかったろうな。

とまれ、周知の通り伊勢神宮周辺には観光商業施設が多い。ぱっと思いついただけでもパルケエスパーニャ、ミキモト真珠島、伊勢安土桃山城下街、大江戸温泉物語伊勢志摩…書いてて商業臭が強いなと感じる。調べれば、まだまだいろんなところがあるはずだ。

ジト目のwebマンガで人気の にーち さんのブログは、ステルス的に読ませてもらっているところの一つだが、昨年末の「伊勢・鳥羽旅行記」は、私が 2014年の11月 に辿ったコースと偶然大幅に重なっていて、ちょっと驚いた。真珠島、三つ島、イルカ島、なんと乗った遊覧船も一緒だった! 泊まったホテルは違ったけど。勝手ながらリンク貼らせてください。

nych87.com

何が言いたかったかというと、代参はアリだということと、願掛けはわりとフリーダムのはずだということだけだったが、長々と書いてしまった。

前回の続きで近所の神社へのお百度参りの続きです。一日目は33回目で日が暮れたので後日回しにしました。

百度石の代わりに使った消火栓。

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手前に引くと、プレハブのタマゴの自販機小屋がある。

上に乗っている看板は伏線。

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神明社。前回は長方形の区画の短辺である坂の下から撮ったが、今回は区画の長辺の正面から撮ってみた。繰り返すが、なんの変哲もない近所の神社である。

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境内側面の入口。

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今回は境内の内側から鳥居を撮ってみた。いつもの通りスマホカメラのフォーカス悪くてすみません。伊勢神宮系の神明鳥居であることと、鳥居の正面が住宅でふさがれていることは、確認できますでしょうか。

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スマホには、ブログの最新の更新ページを表示させ、コートの内ポケットにしまう。

 

前回は午後2時を大幅に過ぎてのスタートだったが、今回は午後1時台スタートだったので、暗くなる前に回数が稼げるかなと期待した。別に急いだって仕方がないが。「その1」で書いた通り、ここを100回コンプリートしたら、近所の別の神社に行くつもりだから。週末など無理のない時間帯を使って、続けられるだけ続けようと思っている。どうかご家族の方には、体力温存をお心がけください。なおQPコーワゴールドは、欲しいものリストからは送れませんでした。多分、医薬品は本人以外の第三者には送れないんだと思う…と言わなくてもいいことを言う悪い癖。

 

前回が33回だったので、今日の最低ノルマは34回でいいやと考えた。半分の17回を済ませたとき、トイレ休憩が欲しくなったので、タマゴの自販機の上に看板が出ていた喫茶店に行ってみることにした。

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入口。この市に越してきて15年以上経つが、ここに入るのは多分初めて。この店があることは以前から知っていたんだけど。

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セルフサービスとのことだった。レジで食券を買って、カウンターに並べる。手洗いはありがたく使わせてもらった。

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東海地方の喫茶店は、コーヒーにいろいろついてくることで有名。

右側に見えるパンは、うっすら甘い味がついていた。柔らかくて美味しかった。

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店内。名産店みたい。

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ワゴン。

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休憩に入ったのが3:45p.m.頃。4:00p.m.頃より参拝再開。

28回目だったかに、本殿前の常夜灯が点灯した。まだ5時前だったはず。

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向かいの丘陵地がゴールデンタイムだ!

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確か32回目。街路灯にも明かりがともった。時刻は5時を回っている。

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ゴールデンタイムは一瞬だったなやっぱり。

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開始時間が早かったのと、空気は冷たかったとはいえ風がなかったので、この日のうちに数をかせいでおこうかなと思ったが、思ったほど回数をこなせなかった。

結局37回参拝、前回と合わせて70回というところで、暗くなったので続きは次回ということにして切り上げた。

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