しいたげられたしいたけ

道を間違えているのが明白なのに、「きっと他の道はもっと間違っている」と進み続けたら、どうなる?

ガン検診を受けてきた

例によって自分用備忘メモです。

経緯は次のような感じである。

何年か前に、実家のやっている法人経由でガン保険に入った。全額、経費として落とせるタイプである。

ところがそれが、あまりに割高だったということで、解約することになった。

「県民共済の方が安いでしょ。そっちに入っといて」とのことであった。

知らんがな。

「ガンがあったら解約する前に見つけといて」

アホか!?

と言いつつ、そろそろガン検診は定期的に受けておいてもいいトシではある。
取締役として名前を貸している対価として入ってくる諭吉さん何人分かの役員報酬が、気軽にあちこち飛び回ったりできる財源なので、法人に関しては言われるままにせざるを得ないところが情けない。

 

高血圧のクスリをもらいに行っている近所の医院に問い合わせたところ、「予約が可能な日は〇〇日の〇〇時からになります」と、心得ましたとばかりの応答が返ってきた。

チラ見した手書きの予約表はぎっしりで、直近でも3週間ほど後になる。それが今日(11/18)だったというわけだ。

うちの自治体はどうも、ガン検診など予防医療に力を入れているほうらしい。いつもあまり混み合っているようには見えない近所のクリニックだが、こういうところから収入を得ているのかも知れない。なお先に書いてしまうと、自己負担金は予想した額と比べて、だいぶ安かった。想像の三分の一以下だった。こちらからは何も言わなかったが、クリニックのほうで自動的に自治体の補助が出るコースに当てはめてくれたのかも知れない。よそと比較できないから間違っているかも知れないが。

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コースには

  • 直腸ガン
  • 前立腺ガン
  • 肺ガン
  • 胃ガン

が含まれていた。うち直腸ガンは、事前の検便による診断だった。

今回はサムネイルにする画像がないから、検便キットの説明書をスキャンしたものでも貼り付けておこう。今どきのお馴染みの方式だと思う。これを二日分、日を分けて採取し持参してくれとのことだった。

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前立腺ガンは採血による診断。真空式の試験管一本分、血を取られておしまい。

肺ガンはX線撮影。正面と側面から1枚ずつ撮った。

胃ガンは胃カメラで、これは初体験であり、いちばんキツかった。

鼻から通すタイプだった。まず柔らかいビニール管に麻酔剤を塗布して鼻孔の片方から喉まで通す。同時にスプレーによる麻酔剤を口から喉の奥に吹き付ける。

これで麻酔が効き始めるまで5分ほど待つ。

つまり最初にビニール管を鼻から入れるときは麻酔もなにもないわけで、鼻から異物が奥底まで挿入される異物感に堪えなければならない。

麻酔が効いたからって違和感が消えるわけじゃない。麻酔特有の痺れたようなイヤな感覚がずっと残存する状態である。

そしてビニール管を抜き、医師がおもむろに本物の内視鏡を挿入する。最初のビニール管に比べ、太く、硬い。

めちゃまず!

「不味い」という形容が正しいとも思えないが、食道から胃にガチの異物が下がっていく感覚を適切に表現する語彙を、私は持っていない。

胃の中で内視鏡の先端を抜いたり差したり、さらにはどういう仕組みかチューブ経由で空気を送り込んで胃を膨らませたりする。

医療助手さんが、ずっと背中をなでてくれていて、ときどき「そう、口で呼吸をしてくださいね」などと声をかけてくれた。医療行為としては、かなり患者への負担が重いタイプに属するのだろうか、などと想像した。

 

いちばん怖いなと思ったのは、風邪を引いていてこういう検査の最中にセキなどの発作が来たらと想像したことだ。
11月6日付拙エントリー に、鼻風邪を引いたことを書いた。確かに鼻風邪だけは、あれでだいたい収まった。だがブログにはしなかったが、それで油断をして、今度は声をやってしまったのだ。ブログを書いた直後の治りかけに1時間半ほども大声でおしゃべりをしてしまったのがいけなかったらしい。そこから次は気管支と、お定まりの風邪の拡大コースをたどり、実は検診と同じクリニックで風邪薬を出してもらったりして、この週末あたりで今度こそようやく収まってくれたかという状態であった。

夜中にいつ果てるとも知れぬ空ゼキの発作を、何度かやった記憶が新しい。あんなのが検査のときに来たら、どうすんだ?

 

胃カメラはトータル5分ほど、検査全部を合わせても30分ほどで、しかもたぶん待ち時間の方が長かった。最後の問診で、胸部レントゲンと胃カメラからは異常が見つからなかったことが告げられた。結果報告は12月中旬とのこと。

「終わってみたら、たいしたことはなかった」というやつかも知れない。一方で、こんなもん年一回とか定期的に受けるのは大変だぞ、という感想も否めない。どういう文脈だったか忘れたが、医療助手さんから「まだお若いですもんね」と声を掛けられたことがあった。そりゃ若いとか年寄りとかは相対的だから、ガン検診を受ける層としたら若い部類かもというのは理解できる。しかし、ということは、これからどんどんトシ行ってから、こういう検査に堪えられるかというと、実に心もとない。

選べるものならもっと暖かめのいい季節を選んで受診するのが、いちばん手っ取り早いのかな?

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