新型コロナウイルス問題に関連して、このツイートがバズり、「はてな」でもホッテントリになった。
武漢への日本支援物資に貼られた文字は中国で話題になっている。天宝元年、日本僧の栄叡と普照が鑑真のもとを訪れ、受戒システムがない日本仏教を救うために誰かを派遣してほしいと懇願したと同時に仏国を目指した長屋王が唐に贈った袈裟千枚の話を聞く。「山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁」。 pic.twitter.com/EUlFXgB1CX
— 毛丹青 (@maodanqing) 2020年1月31日
長屋王の故事は知らなかったが、鑑真、栄叡、普照というと高校時代に読んだ井上靖『天平の甍』を懐かしく思い出した。機会があれば再読したい一冊である。
ところで「はてなブログ」では id:oyatto さんがこんな記事を書かれていた。リンク失礼します。
マスクが品薄でなかなか手に入らないと嘆くツイートは、私のタイムラインにも多く流れてきている。一方で買い占めたマスクを高く転売しようとする人もいるようだ。
災難があったとき、とっさに「助け合おう」と考えるか? それとも(oyatto さんの表現をお借りして)「悪巧みをしよう」と考えるか?
因果応報というのは、現実社会においては説話や童話のようには明快でない。
しかし、それでも「助け合おう」に近い発想をする人のほうが、「悪巧みをしよう」に近い発想をする人より、怒りや憎しみの少ない精神生活を送ることができるのではないか。QOL と表現していいかも知れない。
私が閲覧している範囲では「はてなブロガー」さんはウイルス対策に関して信頼性の高い情報を収集してエントリーにまとめようとしている方が多いように見受けられる。
一方で、見るに堪えないデマ、人種・民族差別、ヘイトもまた、ネットに溢れている。普段からデマやヘイトで心をいっぱいに満たしている人たちが QOL の高い精神生活を送っているとは、とても思えないのだが。
念のために言っておくが、私は中国当局の人権弾圧や監視社会志向には強く反対で、それについては一個人として主張を続けなければならないと思っている。だがそのことと新型コロナウイルス問題は、全くの別問題だということだ。
やはりタイムラインに、辛淑玉 さんのこんな印象的なツイートが流れてきたことがあったので、FF 外ですが引用させていただきたく存じます。
いま、韓国のTVで、「私達の敵は人ではありません。敵はウイルスです」と締めくくっていた。当たり前のことを、当たり前に放送する姿に、なぜか胸が熱くなった。
— 辛淑玉 (@shinsugok) 2020年1月31日
ところで私自身は、新型コロナウイルス問題に関連して、どんなツイートをしていたっけ?
なんだか答え合わせみたいで少し不安な気がしたが、チェックしてみた。
マスクが売ってないことを嘆く FF さんに対して、こんなリプを返したことがあったんだった。
ワークマンのような作業着・作業道具ショップに行くと、若干在庫が残っているという説があります。
— しいたけ@しいたげられた (@wtnb4950) 2020年2月1日
自分で確認したわけではないので、間違っているかも知れませんが。
不完全な情報を流すのはデマと変わりがないので、今日(2/2)、サンプル数1だが検証を試みた。
私のタイムラインに「マスクが買えない」というツイートが多いので。
— しいたけ@しいたげられた (@wtnb4950) 2020年2月2日
近所のワークマン(作業着・作業用品ショップ)に行ったら、防塵用の立体タイプであれば、店頭在庫が少し残ってました。
ただしサンプル数1。 pic.twitter.com/WtPRCIZByV
なお通常タイプについては、店員さんに尋ねたところ「問い合わせているが欠品で入荷未定」とのことだった。
合格点と言えますでしょうか?(誰に訊く?
追記:
マスク買い占めと転売は、まとめ togetter がホッテントリ入りしていたのでリンクを張ります。
なおマスクはウイルスを素通しするので、すでに感染してしまった人から他人へのセキやクシャミによる感染拡大を防ぐ効果しかなく、予防としては気休めにしかならないということは、しばしば言われています。
こちらも新しめの新聞記事を。
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