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愛知県一宮市の御裳〔みも〕神社へアジサイを見に行った。ただし同社を会場とした「尾西あじさいまつり」今年は中止とのこと

昨日(6/10)、marco(id:garadanikki)さんの、こちらのエントリーを拝読しました。言及、失礼します。

garadanikki.hatenablog.com

5種9枚の花の写真が掲載されたエントリーでしたが、アジサイに関して最近見るようになった品種として「カシワバアジサイ」というのが出てきました。

なんたる偶然、ちょうどこの日、よそさまの軒先で、同じような形をしたアジサイを見かけて、なんとなくスマホ写真を撮っていたのだった!

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ただし marco さんのエントリーは6年前の2014年06月21日に公開されたもので、ブログ移転に伴い1日だけ現在のブログのトップに表示されたのを拝読したから、実は時差がある。

ネタバレになるからタイトルが書けないけど「実は時差があった」というのは4年前に大人気になったアニメ映画みたいだな、と今回もいらんことを書きたがる悪癖を発揮。

あれからもう4年も経つのか…凹むなぁ(凹むんだったら書くなよ >自分

 

同じく6月10日に、もも(id:momotoyuin)さんのこちらの記事も公開されました。写真45枚掲載の力作エントリーです。リンク失礼します。

www.momotoyuin.com

もも さんは九州各地の名所を積極的に紹介されている。チャンスがあればぜひ訪れたいと思っているのだが、うちから九州は遠く、なかなかその機会が持てないでいる。

 

せめて拙宅か実家から近いところで「アジサイの名所」と言われるところはないかと検索したら、実家から30分もかからないところが1件ヒットした! 愛知県内だが自宅からより実家からの方が近かった。それも、先週のバラ公園より近いじゃないか!

www.aichi-now.jp

愛知県一宮市の御裳〔みも〕神社というところが会場だそうだ。

こういうご時勢のこと、イベントが中止になるのは仕方がないが、アジサイ自体が咲いてないということはあるまいと思って、訪れてみた。

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一の鳥居と二の鳥居のある立派な神社だった。一の鳥居のたもとから。

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門標が撮りたかったが、例によって同行者がいたので、あまり歩き回れなかった。一の鳥居の全体と門標を撮ろうと思ったら、鳥居前の道路を向かいまで渡らなければならなかったのだ。


一の鳥居の向かって右側にあった由緒書き。雨脚が白く写っているが、幸いこのあと小降りになってくれた。

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弊ブログ勝手に恒例の文字起こし。改行位置、変更しています。ルビ省略しています。

御裳神社の御由緒
(所番地が記されているが省略)
御祭神
 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
 日本武尊(やまとたけるのみこと)
 迦具土神(かぐつちのかみ)
由緒
 御裳神社は和名抄の神戸郷内、神鳳抄の御母板倉御厨の浄地に鎮座ます。
 尾張国神名帳に従三位上御母天神とある。
 社は後朱雀天皇寛徳二年(一〇四五)の御創建にて、古来公武の尊崇非常に篤く、永禄年中には中島郡下津城主多田氏、愛知郡岩崎城主丹羽氏を始め板倉、黒田、浅野等の諸将力を合せて社殿を修し、祭儀・祭礼を整える。
 江戸時代においては、歴代尾張藩主始め石河・山村の諸侯崇敬の誠を尽くし、特に四代藩主徳川吉通公は正徳年中(一七一一~一七一五)に社殿を造進し奉り、更に社の御厨の由縁を温めて伊勢の神宮との関係を旧に復し、社名神明宮を称するを、特に古名御裳大明神を用いられる。
 当社は、古来当地方の重要産業たる織物業・染色業の守護神として衆庶の崇敬は年と共に増進を見るに至り、明治維新後、社名を御裳神社と定められる
 明治四年五月 国府宮と共に郷社に列せられ、板倉・西五条・苅安賀・神殿・小信・中島東五城と朝日村祐久の八ヶ村を氏子とする。
 明治四十年十月 神饌幣帛料供進指定神社となる。
 明治四十二年十月 村社八劔社と同社末社秋葉社、村社天神社(布智明神)を合祀
 昭和二十年十一月 県社に列せらる。
 昭和三十一年 神宮御贊調舎の古材を拝領して御本殿御造営
 昭和三十四年 伊勢湾台風により祭文殿・拝殿倒壊の被害を受け直ちに復興に着手、同三十八年その竣工を見る。
 昭和六十一年 参集殿竣工
 平成十二年三月 御神苑整備アジサイ園完成
御神徳 家内安全・産業隆盛・生業繁栄・交通安全・学業成就・開運招福・火難防除
祭典・神事
 歳旦祭 一月一日
 例祭 四月十七日
 織物祭 十月第四日曜日
 他に年間、毎月次祭を始め二十八度の祭典が行われる。
特別行事 あじさいまつり 六月中
 イベント・中旬の土曜日、日曜日の二日間。
尾西市指定文化財 御神像 懸仏 絵馬

尾西市という文字が出てくるが、2005(H17)年に合併して現在は一宮市になっている。

 

一の鳥居向かって左、由緒書きの向かいには、指定文化財の説明書きがあった。実物は見られなかった。

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一宮市指定文化財 御裳神社蔵
 彫刻 神像(菅公)一躯
         像高四四・二cm
   昭和四十一年九月十二日指定
 室町時代の作と推定される杉の寄木造りの坐像で、彩色してあるが剥落が著しい。銘文はない。

 工芸 懸仏 一面
          径二〇・五cm
   昭和四十一年九月十二日指定
 杉の円板に銅板をかぶせ、中央に銅板打ち出しの大日如来像を取り付けた室町時代の懸仏である。裏面に「文亀二年正月吉日」(一五〇二)の銘が見える。

 有形民俗 絵馬(貴人乗馬の図)一枚
       五〇cm×九五・五cm
   昭和四十一年九月十二日指定
 貴人が供を連れて乗馬する図の木製の古絵馬で、彩色の保存は良好である。表面に江戸時代の「寛文九年己酉年」、裏面に「寛文九年十一月吉日地頭山村氏」(一六六九)の墨書がある。
  一宮市教育委員会

 

鳥居の左側に、無料駐車場の入口があった。平日の午前中に訪れたが、正午に近づくにつれて参拝者の車がどんどん増えた。地元では有名な神社らしい。

私はここは知らなかったし、同行者に聞いたが知らないとのことだった。県境をもまたいだ隣町ともなると、神社仏閣や祭礼は、まるでわからなくなる。

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境内はアジサイの植え込みだらけだった。今がちょうど見頃のようだった。

年に1週間ほどの花の見ごろのために世話をする関係者の手間は、大変なことだろう。

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上の写真の右奥に見える手水場。過年度の「あじさいまつり」の写真をネットで検索して見ると、多分ここのシンクにアジサイの花が沈められていた。シンクって言っていいのかなコレ?

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手水場の前あたりから見た拝殿。目隠しがあったりして、格式が高そうだ。

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拝殿の左側にあった社務所。

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拝殿。ちゃんとお参りしました。

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拝殿の右奥にあった摂社末社の秋葉神社。

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上の写真の右側。境内をとり巻く生垣が、ずらりとアジサイだった。

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ガクアジサイ。

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カハワバ カシワバアジサイと思われるものもあった!

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生垣に沿って境内の奥に進むと、これが「あじさい苑」だろうか。拝殿の真裏あたりである。

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このあたりは、接写がやりやすかった。

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これもカハワバ カシワバアジサイの仲間だろうけど、ずいぶんと形状が違うようだ。

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おそらく品種が違うのだろう。ただしアジサイという種があって、ガクアジサイとかカハワバ カシワバアジサイという大ぐくりの品種名があって、さらに個々の品種名があって…というのは見当つくのだが、体系的にはどうなっているのか、園芸の知識がまるでないのでわからない。

境内にはアジサイ以外にもいろんなものがあった。

根元に大きなウロのある木。ウロが顔のように見える。拡大して、明度をちょっといじってます。

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拝殿のほうに引き返したとき、拝殿の右側に鉢植えのカハワバ カシワバアジサイとガクアジサイが並んでいるのに気づいた。

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品種名の記された看板のある植木を、一本だけ見つけた。

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社務所前に並んだ鉢植えには、鉢に品種名のラベルが貼ってあるものが、いくつかあった。

左が「ブルースカイ」、右が「渥美絞り」と書いてある。

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左奥「スノーホワイト」、右手前「花吹雪」。文字のように見えるのは弓矢の絵文字「🏹」である。ブログのフォントだと左右逆になってしまう。

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左が「シティパリ」、右は一文字目がよく見えないが「雪てまり」だと思う。

google:image:アジサイ 雪てまり」で検索すると、似た画像が出てくる。

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追記:

ブックマークコメントで b:id:yonnbaba さんから「カハワバアジサイ」ではなく「カシワバアジサイ」ではないかというご指摘をいただきました。ありがとうございました。
検索すると、どうやらそのようです。大変失礼しました。

そのほか書いていて気づいたのですが、文中には「ガクアジサイ」とばかり書いてしまいましたが、「ヤマアジサイ」あるいは「エゾアジサイ」だったかも知れません。検索すると違いが出てきますが、確認しきれていません。

開き直るようですが、園芸のシロウトが書いているということで、誤りが多々含まれていることにはご容赦を賜りたくお願いします m(_ _;)m

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