2週間に一度、東アジアを中心に10か国前後につき Google が作成した新型コロナウイルス新規感染者数のグラフのスクリーンショットを、「定点観測」と称してツイッターに上げている。
さらに2回ごとにそれをブログにまとめている。つまりブログへのアップは4週に一度である。前回はこちら。
時節柄、マクラにすべきはこのネタかなぁ。実はあんまり熱心にウォッチしていなかったけど。
技術的な問題点に関しては、楠正憲 さんの連続ツイートが「はてなホッテントリ」に入っていた。つか炎上? FF 外から引用失礼します。
COCOAは途中まで私たち補佐官も入っていたので、決して運用保守を軽視したつもりはなかったのですが、EN API自体のプライバシー哲学に沿おうとすると既存のデバッグ用ツールがほぼ使えなくなってしまったのと、EN APIの更新がスマホOSの更に何倍も頻繁かつトリッキーだったのは、正直誤算でしたね https://t.co/Hb1Z4NsHBZ
— Masanori Kusunoki / 楠 正憲 (@masanork) 2021年2月6日
上掲ツイートに始まるスレッドでは、報告から4ヶ月アクションなし、実機テストなしというあたりの弁明、いかにも苦しく突っ込まれて当然と私も感じたのだが…
トップと担当者レベルでは感覚が違うのだろうか? 違っては困るように思うのだが。
それから 楠 さんのその他のツイートで、個人的にはこのツイートが印象に残りました。
やっとデジタル庁からは情報系の技官をつくろうとしています。汎用機の時代は統計はじめ職員がコードを書いてたんですが、オープン化とバブル崩壊後の経済停滞が重なった時期に行政改革で要員を絞る中で、ちょうどシステムが膨れ上がったんですよね。それでベンダー丸投げ構造に https://t.co/kUMsp4ZVsm
— Masanori Kusunoki / 楠 正憲 (@masanork) 2021年2月7日
ちょうど今日、FFさんでもある 阿豆らいち(id:AzuLitchi)さんがこんなツイートをされていました。2020年が令和2年であったがゆえのミスと思われます。引用失礼します。
国税庁、申告を受け付けるシステムの期間範囲判定、不等号逆に書いてない?
— 阿豆らいち (@AzuLitchi) 2021年2月7日
令和2年の申告できないよ!今すぐ直して!! pic.twitter.com/3Pf97Wsvwz
似た問題が新型コロナ対策アプリだけでとどまるわけではなさそうなのが、なんとも。
それから日経記事中のこの部分(要ログイン)。
新型コロナ対策では、中小企業向けの持続化給付金で民間事務局が広告大手の電通に事業費の97%を再委託していたのが問題となった。
「痛いニュース」は好きではないのであまりリンクを貼りたくないが、たまたまホッテントリ入りしていたのとリンク先に飛べるので。
もっと重要な局面でもトラブルや醜聞が発生するんじゃないか不安だ。ワクチン供給とか。
いやワクチンに関しては、面目を保つことにかけては死力を尽くす日本の政・官のこと、50アンプルとか20アンプルとかサンプルと大差ない数量をとりあえず2月下旬までに輸入して「接種が始まった」とマスコミにPRさせるんじゃないかという予感がしている。
それはそれで別の問題だな。最後に話がずれた。
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Google のスマホ画面から採取した新規感染者数グラフのスクリーンショットを貼っていく。
「7日間の平均」が折れ線グラフで表示されるようになっていたが、慣れてないせいか見づらいような。スイッチで表示/非表示が切り替えられるといいんだけど。
日本。以下、日付は断りがない場合1月22日と2月5日です。
韓国。
台湾。
モンゴル。
ベトナム。1月22日と2月5日で縦軸の目盛りが変わっている。
タイ。やはり1月22日と2月5日で縦軸の目盛りが変わっている。
シンガポール。
インドネシア。
フィリピン。
マレーシア。
以下、東アジア域外より。
オーストラリア、1月23日、2月6日。オーストラリアはなぜかいつも1日新しい日付のデータが採れる。
インド。
パキスタン。
ワクチン接種の影響が見たくて、2週間前から米国、イギリス、フランス、ドイツのスクショも撮り始めた。だが日本ほか各国のグラフにこれだけ変動があるのだから、何が効果あったのかグラフから読み取るのは難しそうだ。
枚数を増やすと負荷も増えるから、意義が少なそうだったら続けるかどうかわかりません、と増やした早々に予防線を張りつつ…
米国。知ってはいたけど縦軸の目盛りの桁が違う! 以下同じ。
イギリス。
フランス。
ドイツ。
追記:
日経の世界のワクチン接種状況特設サイトへのリンクも貼ります。
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