時代の記録として…と言いつつ、今回はコメントする気にもなれないニュースばかりが目につく。
タイムスタンプ今日(4/4)の15時28分だから、かなり新しいニュースだな。しかしすでにブックマークコメントが相当数ついている。
井上ひさしがどれかの作品に「柄の抜けた肥びしゃくで、どうにも手がつけられぬ」と書いていたが、それを思い出した。記事中に引用された発言のほとんど全部、突っ込みどころだらけなのだが、あえて一言するならこの政権与党の中枢にいる人物には「第四波の恐れ」というのは念頭にないのだろうか?
柄の抜けた肥びしゃくに喩えるのであれば、この人物もか。
記事を読むと「日本一」というのは "保健所が実施している感染者の濃厚接触者を対象にした健康観察について" という限定付きなのが、見え透いていると言うかなんと言うか。ところでこの限定は、どういう意味なんだろう? 新規感染者数、死者・重症者数、病床逼迫数などのデータで名古屋発のものは日本一どころか芳しくない数値ばかりだったような記憶があるが、いくぶんでも数字を緩和する効果はあったのだろうか?
そもそも緊急事態宣言下でコロナ禍さしおいてリコール騒動にうつつを抜かし、あげく大量の偽造署名が発覚していつ刑事告訴されてもおかしくない身分をわきまえろくらいは言いたい。
リコール騒動と言えば、大阪からいっちょ噛みしていたこの人物について、1年前の過去ツイートが発掘され話題になっていた。あくまで私のタイムラインでだが。
ワクチン、予防薬ができれば、コロナとの戦いを一気に形勢逆転できる。大阪の力を結集させ、治験、実用化に乗り出す。大阪府市、大学、病院機構。早ければ7月治験、9月実用化、年内量産。最前線の医療関係者から治験。大阪医学は、コロナに打ち勝つ力があることを証明する。 https://t.co/tYtWK4VK4W
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) 2020年4月14日
新しいツイートでは、これが話題になった。
"「感染を抑えすぎた」とは一言も言っておらず、吉村知事の独自解釈である" 明快な結論だった。
その大阪の現状。
人気ブックマークコメントのワン・ツーには、不謹慎ながら笑ってしまった。いや笑ってる場合じゃないが。
もっと笑っていられないと思ったのは、やはり大阪からのこのニュース。
坂本龍馬を暗殺したのは、異説あるが幕末の見廻組隊員とする説が有力で、仮にも「維新」を名乗る政党がそのネーミングをよしとするのか、という考えが浮かんだが措くとして、このような自警団的組織で真っ先に憂慮すべきは「正義の暴走」というやつではないのか? どうも碌なことになりそうな予感がしない。
ともあれ今は第四波をいかに防ぐかを最重点に考えるべきで、GoTo再開を云々する局面ではないと思いますが、どうですか二階さん。
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2週間に一度、東アジアの10か国と域外のいくつかの国につき Google が作成した新型コロナウイルス新規感染者数のグラフのスクリーンショットを採取して、「気まぐれ定点観測」と称してツイッターに流している。
さらに4週に1度、それらをブログにまとめている。前回はこちら。
なんだか数字が合わないな。今回のブログタイトルは「3月第3週、3月第5週」とするべきだったろうか? それとも前回のタイトルが間違っていたのか? そもそも第1週っていつからいつまでだ?
優先度の低いおしゃべりは措いといて、スマホ画面からキャプチャしたグラフを貼っていく。
日本。3月20日と4月2日。断りない限り以下同じ。これを第四波と呼ぶか否かは議論が分かれそうだが、1日あたり新規感染者数が第一波、第二波のピークを上回っているという数字自体は否定できまい。
韓国。
台湾。
モンゴル。2週前と今週で目盛りの刻みが変わっている。増加が激しいということだろう。
ベトナム。
タイ。抑え込みに成功しつつあるように見える。要因は何だろう?
シンガポール。
インドネシア。
フィリピン。モンゴルと同様、目盛りの刻みが変わっている。
マレーシア。
東アジア域外より。オーストラリア。3月20日と4月3日。4月のグラフが他所より1日早い。
インド。3月20日と4月2日。以下同じ。高いピークから下降線を描くグラフは他の国にもよく現れるが、下降局面に入ったからといって油断は許されないことを示唆しているように見える。
パキスタン。
ウイルス接種先行国として、米国。
イギリス。以前グラフからだけじゃワクチンの影響はわかりそうにないと書いたが、もしこのカーブがワクチンの影響だったら、いいな。
フランス。
ドイツ。
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