プロ野球の熱心なファンではない。最近何年かはTV中継を観ることさえあまりなく、せいぜいニュース番組のスポーツコーナーをウォッチするくらいだ。
昨日(11/11)『ニュース23』のスポーツコーナーでセントラルリーグのクライマックスシリーズ(以下CS)を観ていて「おや?」と思った。重要な場面で失点したジャイアンツの主力選手が、笑みを浮かべているシーンが映ったのだ。
それだけだったらエントリーを起こす気にはなれなかったが、同日の試合について野球評論家でジャイアンツOBの 西本聖 氏が、こんな記事を書いていた。
実績を重ねたジャイアンツの 原辰徳 監督に孤高化の傾向があるのではないかと憂いたものだが、個人的には「そっちかな?」という気がしたので、自ブログ記事を書いてみたくなった。
ジャイアンツの主力選手たちが試合中に笑顔を見せていたのは、リラックスしていたということだろう。つまり勝つ気がなかったんじゃなかろうか。
CSファーストステージ終了後に 爽風上々(id:sohujojo)さんが、もしレギュラーシーズン勝率5割に満たなかったジャイアンツがファイナルステージでスワローズも降したら、日本シリーズの価値が激減するであろうという記事を書かれていた。言及お騒がせします。
私はこの記事に…
プロ野球クライマックスシリーズ(CS)とやらが行われていますが。日本シリーズの価値が激減。 - 爽風上々のブログ
勝率5割に満たないプロ野球チームがクライマックスシリーズと日本シリーズを勝ち抜いて日本一になったらどうするんだという議論は、現在の制度ができたときからあったように記憶していますが、いっそ実現すればと…
2021/11/08 19:47
というブックマークコメントをつけたのだが、実はそんなことは選手はじめプロ野球関係者たちが一番よくわかっていて、シーズン勝率5割未満のチームはCSを日本シリーズまで勝ち進まないという暗黙のルールがあるのではないか という仮説つか妄想が頭に浮かんだのだ。
過去のCSの結果はどうなっていたかなと思って検索したら、まとめているサイトがヒットした。リンク失礼します。
勝率5割未満でCSファイナルステージを制したチームは過去にないという、明瞭な結論だった。
ひねくれたことを考えると、現行規定ではファイナルステージを制しても日本一にならなければ何もタイトルは得られないのだから、レギュラーシーズンで負け越したチームが日本シリーズで敗退すれば日本一の価値は毀損されないと言えるかも知れない。
だがレギュラーシーズン負け越しチームがCSで敗退したケースと日本シリーズで敗退したケースを脳内比較すれば、どちらがファンの間での議論が沸騰しそうか予想は明らかだろう。
けだしそのあたりまで含めての、暗黙のルールが暗黙のルールである所以というものだろう。
ネットにはウィキペ「野球の不文律」はじめプロ野球の暗黙のルールを集めたサイトが多数あるが、ざっと眺めた限りではCSの暗黙のルールに言及したサイトは見当たらなかった。もっとよく探せばあるかもだが。
ウィキペと言えば「クライマックスシリーズ」の項に、スケジュールの都合でレギュラーシーズンの終了を待たずCSが始まった場合に、CS開始時とシーズン終了後に確定した順位が異なるケースがありうるという問題点も記述されていた。また天候に恵まれなかったため日本シリーズとの関係上スケジュールが逼迫したことがあったことも書かれていた。
あれこれあってもCSを守りたいのは、CSという制度の興行上メリットが大きいのだろうと想像される。それがいけないという気はない。
とまれ今年のCSファイナルステージはスワローズが制するに違いないという予言を述べるため、急ぎエントリーをまとめた次第 (・∀・)
追記:
とは言え「試合中にニヤニヤすんな」だけで終わるのも、なんか嫌かな。
そうなりそうだけど。
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