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ニコリ『超激辛数独5』46(Level10+)Y-Wing使わなきゃ解けない問題?

自己満足的数独(ナンプレ)プレイ記録である。特徴的だと思った問題に出くわすたびにエントリーに仕立てている。前回はこちら。

www.watto.nagoya

 

タネ本ニコリさん『超激辛数独5』は、これまでより体感的に難度高めの問題が多い。難易度最高Level10+に突入したばかりなのに、井桁解法としては難度最高の4連井桁や予約(N国同盟)解法としては難度最高の4国同盟の使用が求められる問題が次々と出てきた。ただしそれらの解法に関しては過去に何度かネタにしたので、あえて新たなエントリーにはしなかった。

 

今回ネタにするP53 46は、井桁や予約だけでは解けず、Y-Wing解法の使用が必要になったのではないかと考える。Y-Wingは過去に何度か使ったことがあるが、いずれも同解法を使わなくても解ける問題ばかりだった。作者 はあさん さん。初期値を背景色黄色で示す。

 

初等解法で埋められるマスは埋め、埋められないマスには候補の数字のメモ書きを書き尽くした状態が次図。何度か井桁を使ったが、ざっくり省略。

この状態で、かなり長考した。井桁の塗りつぶしチェックは何順もやったし、これだけ確定マスおよび2択マスがあると成立するのは最大3国同盟までだから、見逃しはないはず。

 

となると私が使える残りただ1つの解法、Y-Wingが使えるところがないかを探すしかない。

Adの2・7を要〔かなめ〕に、Aaの2・8、Bfの7・8がY-Wingを構成しているのを見つけた。次のスクリーンショットで、背景色を薄緑で着色している。

 

もし要のAdが2だと仮定すると、Aaには8が確定する。そうすると上段左側3×3ブロックで背景色を薄青に着色したセルには、8は入れられないことになる。

 

そうでなくてもし要のAdが7だと仮定すると、Bfには8が確定する。そうするとB列および中段左側3×3ブロックで背景色を薄青に着色したセルには、8は入れられないことになる。

いずれのケースにおいても、Bcには8が入らないことがわかる。よってこのマスの候補から8を除外することができる。

 

候補がたった1つ減っただけで最終形にたどり着けたらいいなと思ったら、たどり着けた!

すなわちb行Bc・Ec・Hcに2・7・9 3国同盟が成立した。併存する隠れ3国同盟はAc・Dc・Gcの3・4・8である。

 

この候補削減を受けて、Ab・Ad・Db・Ddに7の列方向単純井桁が発覚した。単純井桁の別名はX-Wingだから、Y-WingからX-Wingへの華麗な連携である。

これによりEbに6が確定し、これをきっかけに多重選択の連鎖的解消が始まった。

 

得られた最終形を示す。巻末のSolution P113と一致している。

問題は、同ページHintに何と書いてあるかだ。『超激辛数独』シリーズ巻頭「解くときの考え方」には、Y-Wing解法は載ってない。解いている最中から、何も書いてないんじゃないかと悪い予感がした。悪いってほどでもないか。

 

予感が当たった。

Bc・Ec・Hc…2・7・9予約
Ab・Ad・Db・Dd…7井桁

1行目は6枚目(3枚上)、2行目は7枚目(2枚上)のスクショに対応している。

だが2枚目のスクショからc行3国同盟は導けない。どうしても候補をさらに削減する必要があるのだ。

 

Y-Wingをニコリさん風の記法で表現するには、どうすればいいんだろう? Y-Wingは「いずれにしても理論」に似ているから、同理論の記法を流用して

Aa・Ad・Bf…2・7・8→Bc…2・7

とか何とか。

だけどY-Wingの説明は欲しいな、やっぱり。

 

追記:

あああああ、あとで気づいた。つか今気づいた。Bcからの候補8の除去は、ローカル呼称「2の2の3」解法でも可能ではないか!

すなわち左側3×3ブロックのB列に着目して、もし上段左側3×3ブロック中Bcに8を入れると、中段左側3×3ブロックと下段左側3×3ブロックで未確定マスはB列とC列にしかないから、どちらか必ず8を入れられない列ができる。よって上段左側3×3ブロックで8が入るのはA列のみであり、Bcの候補から8が除去できる。

 

結局この問題も、Y-Wing解法を使わなくても解けたのだ。

 

でもやっぱりなんでヒントにBcに8が入らないことが述べられていないのだろう? そもそも「2の2の3」がヒントに記述されていることは滅多にない。ローカル呼称「飛車にらみ」「一気通貫」「総消去法」と同じく初等解法扱いだからだろうか? たまに「いずれにしても理論」と同じ記法で記述されていることがあるのだが。