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前口上&(1) 第1景 通学路と朝の教室:本稿
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新着お目汚しを避けるため、日付をさかのぼって公開しています。そういうことを時々やります。
過去記事に書いたネタをつらつら思い返していたら、なんとなくまとまった創作にできそうな気がしてきたので、無謀にも久しぶりの連載を始めてしまおうと思いついた。完結させられますように。
過去記事へはリンクを貼らない。ネタバレになるからだ。逆に言えば数少ない弊ブログの熱心な読者の方々には「ああ、あれだな」と思い当たっていただける方がいらっしゃるかも知れません。そうした方々には、この機会に何度目かの心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます。ただし、そうした読者がけっして多くはないという認識もまた持ち合わせている。
だが創作の連載をやるには「はてなブログ」はそれほど便利ではない。日付という縛りがある、目次を手作業で作らなければならない、などなど。
「小説家になろう」という有名サイト名が思い浮かんだ。だけど、私はあそこにアップされた作品を一作も読んだことがないんだよな。
代わりに思いついたのが「カクヨム」である。少なくとも作者はてなブロガーさんの
は読んだことがあるので。
だけどカクヨムの運営、KADOKAWAなんだよな。近年いろいろあって、この企業に対する個人的な好感度、著しく低下しているので、ここでやるにはためらいがある。直近のランサムウエアの件は、KADOKAWA純然たる被害者と認識しているにせよ。
とは言うものの、黄金頭(id:goldhead) さんや 船橋海神(id:cj3029412) さんの文学的才能には、私なんぞ足元にも及ばないことは重々承知である旨、一言したくなった。私はあくまでストーリーテリングを志向しているので、お二方とはベクトルが違うのだ、くらいは自己弁護したいのだが。
ストーリーテリングの才能もないって? 知っとるわい、ほっとけや!
話を戻して、そんなで「なろう」か「カクヨム」への引っ越しはいずれ検討するとして、これまで通り自ブログで始めようと思う。「なろう」や「カクヨム」はコピペつかブログとのコンテンツ共用アリだったっけ? ルールまだ読んでない。そのうち熟読しなくちゃ。
形式はレーゼドラマならぬレーゼ脚本あるいはレーゼシナリオとなる予定。それがいちばん自然つか自分にとって書きやすそうだったから。
いらんことだが Lesedrama はドイツ語で scenario は英語でも通じるが元はイタリア語とのこと。レーゼシナリオなんて言ったらいつぞやのチョコバウムみたいな混成カタカナ語だなぁ。いらんこと言いついでに、レーゼドラマを英語で言うと closet drama だそうだ。いわくありげだが、語源までは調べきれていない。
登場人物&固有名詞リスト。随時、更新予定。固有名詞を創作するの、わりと苦手なのだ。得意つか楽しんでやってそうな人、いくらでもいるんだよね。うらやましい。
主人公:猪飼 ミチヒロ〔いかい 道大〕
主人公の友人または同行者:尾藤 マコト〔びとう 真琴〕
主人公の通う学校:大中中央小学校〔おおなかちゅうおうしょうがっこう〕
先生:東島〔ひがししま〕教諭…中年の男性教師
クラスメート:
厚森くん:主人公のクラスの男子
アルフォンス:主人公と同じ班の男子。南米系だがれっきとした日本人である
斉木さん:主人公と同じ班の女子
町田さん:主人公と同じ班の女子
もう何人か欲しいので考えよう
主人公の3つのしもべ…横山光輝『バビル2世』まんまだが言い換えを思いつかない。考えなくちゃ
秘書インコ
ビスケットバッグ
ななしゃくさま…ビスケットバッグの変身した姿の1つ
みじかいりゅう
秘書ブンチョウ…マコトの秘書インコ
その他人物:
ミドルボス…ラストで裵〔ペ〕副編集長という正体が判明する
カーミィ・サッマー…ラストで(株)神居EV取締役という正体が判明する
ヤマシマ…ナゾジャ市広報担当者
主人公が探検する都市:アイタタ県ナゾジャ市
アイタタ県の隣県:ギャフ県…「ギャフ県をギャフンと言わせたい」というセリフを言わせたいためだけの命名である
主人公の両親:名前いるかな? なくていいかな?
主人公の家族と言えば、重要な人物があと2人出てくるが、ネタバレだから書けないな(何を今さら
追記:
「終景」まで書いてしまってから、この物語はいつの時代の出来事かが重要であることに気づいた。事件が起きたのは2024年の5月頃であると明記しておこう。
追記おわり
ということで、とっとと書き始めてしまおう。ここから先は、次のエントリーに移動する可能性あります。
第1景 通学路と朝の教室
大都市の郊外と思われる、住宅と商店の混在する生活道路。駅に向かう通勤者と、逆方向にある小学校(大中中央小学校)に登校する小学生たちがすれ違う。
視点は小学生の後姿を追い、「大中中央小学校」という表札が掲げられた校門をくぐる。
さらに昔ながらの廊下、昔ながらの教室の入口へと入る。6年生の教室である。
昔と大きく違うところは、登校した小学生たちがロッカーの充電器の上からタブレットを取り出し、各自の机の上に持っていくことである。
主人公の声によるナレーション「僕は猪飼ミチヒロ。大中中央小学校の6年生だ。今どきの小学校では、タブレット1人1台があたりまえになってるんだよ。知ってた?」
チャイム。「おはようございます」の声。
厚森「当番の厚森です。タブレット10の約束を唱和します。一つ、タブレットは精密機械です。乱暴に扱いません」
生徒たち「タブレットは精密機械です。乱暴に扱いません」
厚森「一つ、タブレットは他人と貸し借りしません。パスワードは他人に教えません」
生徒たち「タブレットは他人と貸し借りしません。パスワードは他人に教えません」
厚森「一つ、ネットに自分や他人の個人情報を書き込みません。他人を傷つける言葉は絶対に書き込みません」
生徒たち「ネットに自分や他人の個人情報を書き込みません。他人を傷つける言葉は絶対に書き込みません」
厚森「一つ、タブレットを持ち帰る時はランドセルに入れ登下校中には絶対にランドセルから出しません」
生徒たち「タブレットを持ち帰る時はランドセルに入れ登下校中には絶対にランドセルから出しません」
(この項続く)
追記:続きです
「タブレット10の約束」自治体によって微妙に違うけど実在します。嘘だと思ったらぐぐってみて。
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