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ニコリ『超激辛数独5』「裏同盟」「隠れ同盟」呼称の統一について/86(Level10+)は「同盟」で攻略した

自己満足的数独(ナンプレ)プレイ記録である。前回のエントリーを書いていて気になったことがあったので、今回はその話題から始める。

www.watto.nagoya

 

超激辛数独2大解法「井桁」と「予約」のうち「予約」は、「N国同盟」という呼称の方が解像度高いので、弊ブログではそちらと併用している。

気になったというのは「隠れN国同盟」という用語の用い方である。

前回『超激辛数独5』P84 77攻略中のスクリーンショットを再掲する。以下、断りを入れるまでスクショは8月13日付拙過去記事からの再掲である。

a行において、候補の数字4・5はマスFaIaにしか存在しない。だがFaIaには45以外の候補の数字も存在する。このような状態を、弊ブログではこれまで「(45の)隠れ2国同盟」と呼んできた。この場合、FaIaから45以外の候補の数字を除外できる。なぜならもしFaIa45以外の数字を入れたら、a行には45いずれかの数字の入るマスが不足するからである。

ただし表記ゆれがあり「裏2国同盟」「影の2国同盟」と書いたこともあった。

 

この結果を受けた次のスクショでは、F列のFaFh45の(隠れではない)2国同盟が成立している。

(隠れではない)2国同盟とは、F列のマスFaFhには4・5以外の候補の数字が存在しない状態を指している。逆に言えば45は、F列の他のマスの候補にも存在することがある。

この場合、FaFh以外のマスの候補の数字から45を除外できる。なぜならもしF列のFaFh以外のマスに45を入れたら、FaFhのどちらかのマスに入る数字が不足するからだ。

 

ニコリさん『超激辛数独』シリーズでは、両者を区別せずに「予約」と呼んでいる。だが両者は明確に区別できる。「予約」より「N国同盟」と呼称したほうが解像度が高いと言ったのは、そういう理由である。

 

だがここで、拙過去記事において用語の混乱があることに気づいた。

少し進めた状態のe行において、Fe・He6・7 2国同盟が成立しているのに気づき、e行の他のマスの候補から67を削除したところ、同行(および中段左側3×3ブロック)Ge・Ie2・8の2国同盟が成立していることが発覚した。

 

これを「2・8隠れ同盟」と呼んでしまったが、前述の隠れ同盟とは別物だった。なんとなればe行(および中段左側3×3ブロック)の、GeIe以外のマスの候補の数字から、28を除外するので。

さらにe列にはBeFe1・9 2国同盟が発覚した。これを「隠れ隠れ2国同盟」と呼んだが、この2国同盟によって削除されるのはBe・Fe以外のマスの1・9である。

 

あれこれ考えた現時点での私の結論を書くと、今回のエントリーで示した最初のケースはFa・Ia 4・5裏2国同盟と書き、3番目の事例Ge・Ie 2・8隠れ2国同盟および4番目の事例Be・Fe 1・9隠れ隠れ2国同盟(2重隠れ2国同盟)と区別しようというものである。

5月12日付拙過去記事には「裏の裏は表だから、裏同盟はやめて隠れ同盟にする」と書いたが、前言撤回する。

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実は3枚目(2枚上)のスクショの状態では、eAe・Ce・Deには3・4・5の裏3国同盟も成立していたのだ。これ以降のスクショは、再掲ではなく新たに採取したものである。

もしこれら3つのマスに3・4・5以外の数字を入れたら、3・4・5e列で入れられるマスがなくなってしまう。よってAe・Ce・Deから3・4・5以外の候補数字を削除できる。

しかし同列に成立しているFe・He6・7 2国同盟、Ge・Ie2・8隠れ2国同盟が削除する同列の候補の数字を、Ae・Ce・De3・4・5裏3国同盟が削除することはできない。

繰り返しになるが、裏同盟と隠れ同盟は別物で、区別する必要があったのだ。

そしてこの問題においてe列は、Fe・He6・7 2国同盟、Ge・Ie2・8隠れ2国同盟、Be・Fe1・9隠れ隠れ2国同盟、そしてAe・Ce・De3・4・5裏3国同盟に分割することができたのだったのだ。

ああ、ややこしい。だけどこの区別により、言葉の解像度は格段に増したはずである。

だけど、過去記事のメンテ、どうしよう? 用語の統一を図るとしたら、多くの過去記事に手を入れなきゃならない…

 

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超激辛数独5

 

直近で解いた問題も1問、ネタにする。ニコリ『超激辛数独5』P93 86。作者 Gemini さん。難易度Level10+。初期値を背景色黄色で示す。

 

初等解法で埋められるマスを埋め、埋められないマスには候補として入りうる数字のメモを書き尽くしたのが次図。この状態を導くにあたって2の単純井桁と6の3連井桁を使ったが、説明は省略する。

 

まずEEb・Edに、2・6裏2国同盟を見つけた。

裏同盟なので、EbEdから26以外の候補の数字が削減できた。

 

この結果を受けて、9につき(bdi・AHI)に行方向3連井桁ないし(efh・BEG)列方向3連井桁が発覚した。

 

井桁による候補削減を反映させたところ、AAb・Ad・Ai2・6・9裏3国同盟が発覚した。

上掲スクショにおいて、bAb・Ebに成立した2・6 2国同盟がCb5を確定させたことをきっかけに、多重選択の連続的解消が始まった。

 

最終形を示す。Solutions P123と一致している。

同ペーHintには

Ab・Eb・Ad・Ed2井桁
(bdi・ACE)…6井桁
Eb・Ed2・6予約
(bdi・AHI)…9井桁
Ab・Ad・Ai2・6・9予約

と書かれていた。

1行目と2行目は、アフィリンク後2枚目(5枚上)のスクショに「説明は省略する」と書いた内容に対応する。

3行目は3枚目(4枚上)のスクショに、4行目は4枚目(3枚上)のスクショに、5行目は5枚目(2枚上)のスクショに、それぞれ対応している。

 

これで『超激辛数独5』は全91問中残り5問となってしまったので、例によって先行して『超激辛数独6』を発注した。例によってマーケットプレイス品である。ニコリさんごめんなさい。