自己満足的数独(ナンプレ)のプレイ記録である。前回はこちら。
今回ネタにするニコリ『超激辛数独6』P57 50は、難易度最高Level10+にしては体感難度さほど高くなかったが、特徴的な局面があったので自ブログのネタとして記録する。作者 福神ヅケ さん。初期値を背景色黄色で示す。
まずは初等的解法で埋められるマスは埋め、埋められないマスには候補の数字のメモを書き尽くすことを試みる。その際、井桁のチェックも並行して行っている。
この工程は初期値に登場する回数の多い数字から着手すると効率が高いので、登場回数3回の7から始めたのだが…
えっ? 7につきAc・Bc・Ae・Beに行方向単純井桁、Df・Ef・Di・Eiにも行方向単純井桁、Fa・Ga・Fb・Gbに列方向単純井桁が同時に出現!
井桁を構成するマスは濃いめの橙で、井桁が候補の数字を除去するマスは薄めの橙で、背景色を着色している。以下同じ。
これまで、井桁は行方向と列方向がセットで登場し、行方向井桁と列方向井桁が消去する候補の数字は同じであることを、たびたび述べてきた。
まれに行方向井桁と列方向井桁の他に、両方の干渉を受けない独立井桁(ローカル呼称)が同時に出現することがあった。自ブログ過去記事を検索すると、直近ではこれとか。
行方向井桁×2+列方向井桁×1が、同時に出現することもあるのか。数独の全宇宙である9×9のマスの範囲では、そういうことも可能だろうな。行方向井桁×1+列方向井桁×2が同時に出現することも可能である、当然ながら。
先を進めよう。続いて4につき、(bfi・CHI)に行方向3連井桁が発覚した。併存する列方向井桁は(cdegh・ABEFG)の5連井桁である。
1~9すべての数字につき空白マスに候補の数字を書き尽くした段階でAe・Beに4・7の、Ae・Beに7・8の、Ai・Biに6・8の、Hg・Igに1・5の2国同盟が発覚した。
この問題は初期値の数が20と少なめである。初期値の数が少ない問題では、2国同盟が多く出現するという経験則がある。だから初期値の数少なめの問題は、かえって解きやすい。
この状態で上段左側3×3ブロックに着目すると、6の候補の数字はa行にしか現れない。
よって「いずれにしても理論」により上段右側3×3ブロック中のa行の候補から6が消去され、Gaに2が確定した。
これをきっかけに多重選択の連鎖的解消が始まった。得られた最終形を示す。Solutions P114と一致している。
同ページHintには
Ae・Be…7・8予約
Ai・Bi…6・8予約
(bfi・CHI)…4井桁
Ac・Bc…4・7予約
と書かれていた。
1行目、2行目、4行目は4枚目(2枚上)のスクリーンショットに対応している。
3行目は、3枚目(3枚上)のスクリーンショットに対応している。
行方向井桁×2+列方向井桁×1の同時出現に関しては、言及なかった。
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