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はてなTeX記法の練習にπが無理数であることの証明を書いてみる(その3)

今回も新着お目汚しを避けるため、日付をさかのぼって公開しています。前回はこちら。

watto.hatenablog.com

前回は、タネ本イアン・スチュアート『明解ガロア理論 [原著第3版]』(講談社) P279 (24.1) 式 α^2 I_n =-4n(n-1) I_{n-2} が導出できないところで詰まった。どこをどう間違えたか、未解決である。

そこで頭を冷やす目的も兼ね  I_0 ,  I_1 , I_2 を書いてみることにした。

 I_0 = \int_{-1}^{1} \cos(αx) dx

 = \dfrac{1}{α}  [ \sin (αx ) ] _{-1}^{1}  = \dfrac{2}{α}  \sin (α)

はいいとして、  I_1 は対話型AIの力を借りざるを得なかった。

 I_1 = \int_{-1}^{1} (1-x^2) \cos(αx) dx

 = \dfrac{4}{α^3}  ( \sin (α) - α ・ \cos (α) )

  I_2 に至っては、対話型AIの出力の丸写しである。

 I_2 = \int_{-1}^{1} (1-x^2)^2 \cos(αx) dx

 = -\dfrac{1}{α^5}  {(16 α^2 -3) \sin(α) + 3 α\cos(α) }

複数の対話型AIサイトを使って結果を照合したのだが、DeepSeekには「部分積分を4回も繰り返す必要がある面倒な問題でしたが、きちんと整理された形で答えを導くことができました」と言われてしまった。いやマジで感謝します。お世話になっているすべてのサイトに、ありがとうございます。

それにしても  I_0 I_2 に関して (24.1) 式やっぱり成り立ってないじゃないか??

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とにかく先を進めよう。今回は新たにタネ本 P279~280 から、証明の後半を写経する。「写経」は弊ブログのローカル呼称で、活字の数式をTeXで写すことである。

 背理法で進めるために,π は有理数であると仮定する.そうすると π = a / b と表せる.ただし a, b\in \mathbb{Z} かつ  b≠0 である.式 (24.2) において α =π/2 とする.このとき

J_n = a^{2n+1} I_n / n!

は整数である.定義によって

J_n = \dfrac { a^{2n+1} }{ n! } \int _{-1}^{1}(1-x^2)^n \cos ( \dfrac{\pi }{2}x ) dx

である.被積分関数は -1 < x < 1 において正なので,J_n > 0 になる.ゆえに  J_n ≠0 がすべての n について成り立つ.一方で

| J_n | ≤ \dfrac { |a|^{2n+1} }{n!} \int _{-1}^{1}\cos \left( \dfrac{\pi }{2}x\right) dx

≤ C |a| ^{2n+1} / {n!}

である.ここで C は定数である.ゆえに n → + ∞ のとき J_n → 0である. これより補題 24.1 から J_n = 0 であるが,これは J_n ≠ 0と矛盾する.よって π が有理数とした仮定は誤りである.

今回も「証明終わり」の部分右寄せ「□」は省略した。

考え方はわかるような気がするが、b どこ行った? (゚Д゚;

追記:

b は分子に移動しました。「その4:補遺」にて詳述しました。

追記おわり

 

そんなで現状この π の無理数性の証明が理解できているとはとても言えないが、各種サイトの助けを借りながら「はてなTeX記法」が入力できることと、TeXを使って対話型AIと遊べることはわかった。個人的には大きな成果である。

π の無理数性はいろんな証明方法があるから、また改めてチャレンジしよう。つか学生時代にまったく理解していなかったことも、わかった (-_-;

追記:

X旧ツイッターに流した連携ポストに「sin、cos はそのままではイタリックになるので \sin、\cos を使った方がいい」とのアドバイスを頂きました。ありがとうございました。

追記の追記:

ウィキペディア英語版 Proof that π is irrational の Cartwright's proof の道具立てが、『明解ガロア理論』と同じだった。

だが計算過程が違っていた!

続き書きました。

watto.hatenablog.com

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