何か月か前から月末or月初の恒例となっている、ギガ (高速データ通信容量) 消費量の記録である。他人にはまったく意味のない、個人用の記録である。先月はこちら。
毎年9、10月はメインの仕事の閑散期で、日雇いバイトに出たりしてWi-Fiの使えない環境にいることが多い。心づもりとしては、この2か月間で出た足すなわち消費した繰り越し分を、11月から翌年の2月あたりまで4か月かけて繰り越し上限の6GBまで回復させようと思っていた…のだが
恒例の通信管理アプリ my BIGLOBE より「水槽グラフ」のスクリーンショット。

同じく円グラフ。水槽グラフより有効数字は少ないが、濃い青の半円からはみ出た薄い青の3.7GBが来月に繰り越せず切り捨てになるというのが、わかりやすい。

9月より10月のほうがWi-Fiの使える条件が悪く、よって切り捨て分は9月より少ない。
「累計グラフ」のスクショも。

月末が近づいて「ああ、今月も繰り越しギガを使い切れない」と悟ったので、若干禁欲を緩めて出先で動画を見たりしたのだが、そのくらいでは使い切れなかった。
月末に駆け込みでギガを浪費しようとしたことは、累計でない日別の棒グラフを貼った方が、わかりやすいかな。

無理して使おうとしても、こんなもんだったか。
切り捨て量は契約量の6%ほどだから、いいけど。
うちの端末は BIGLOBE 純正ではなくSIMフリーのせいか、動画視聴時などにはWi-Fi環境下でも接続が切れて勝手にモバイル接続することある。それがギガを浪費する原因だと気づいたのが、今年の3月だった。
それ以来、自宅などWi-Fi環境下ではモバイル接続を手動でOFFにする習慣をつけた。ほかにもいくつか節約を心がけたことが、奏功したのだろう。
それはいいことだが、今度は11月~2月には毎月もっと多量の切り捨てが発生する、ということになる。
ギガ契約量を下げるとぜってー足りないし、どうしたものか。
こういうときは、河合隼雄のロングセラー『こころの処方箋』(新潮文庫) から「ふたつよいこと、さてないものよ」というフレーズを思い出すのがよいのでは、と思った。同書は1998年初版だが、今でもAmazonで新品が入手できる。
ギガ切り捨てが出ないですんだ、というのは一つ目の「よいこと」として、二つ目の「よいこと」探しをするのは難易度高いし精神的によくないのだ、たぶん。
逆のことを考えるとよかろう。繰り越し分含めて12GBで不足するという最悪のケースに陥った場合を想像してみると、その最悪の状態を解消しようとするとき「二つ以上のよいことを求めよう」などとは決して考えなかったはずなのだ。
唐突に『こころの処方箋』を出したのは、ギガ残量記録のエントリーは毎回サムネイルが似通ったものになってしまうのを回避するため、という説がある。
