SNSでFFさんの「『007』の模倣で現在生き残っているのは『ゴルゴ13』だけではないか」という大意のポストを見たことがきっかけで、お得意の収集癖が発動した。
結論を先に書いてしまうと、ブログタイトルに掲げた通り "『劇場版コナン』シリーズのプロットは『007』を踏襲しているのではないか" と思いついたことが、自分的には成果だった。
ただし私以外の人にとって、あんまり意味があるとは思えない。弊ブログでは、いつものことである。
以下、思考過程をダラダラと書き留める。『007』シリーズほど戦後日本のエンタメに幅広く影響を与えたシリーズは、数少なかったのではなかろうか。
ただし英米合作ということもあり、若かりし頃の私がよく読んだ戦中派の作家たちは、嫌悪感を示した人も少なくなかった。「戦勝国しぐさ」が鼻についたのだろう。なんだよその「戦勝国しぐさ」って?
以下、うろ覚えの記憶に頼ったものです。平井和正はエッセイのどれかに、イアン・フレミングの原作からジェームズ・ボンドの「俺は落としにくい一流の女ではなく、落としやすい二流の女を狙う」という意味のセリフを引用して「ボンドともあろうものなら、一流の女を落としてみろ」と書いていたはず。今日のPC的視点は目をつぶる。
北杜夫はたしか『怪盗ジバコ』シリーズのどれかで、やはり原作中に示されたボンドの早撃ちなどのスペックに対して「その数値は、たいしたことないのだよ」と茶化していた。いずれも間違っているかも知れません。記憶違いだったら、ごめんなさい。
にもかかわらず、ボンドの模倣あるいは影響を受けていると思われるストーリーやキャラクターは、数知れない。
今を去ることン十年前のパソコン通信の時代に、"『ゴルゴ13』のデューク・東郷は、なぜ売春婦を買うのか? 自分はたいして快楽を感じているようには見えないのに、相手にばかり快楽を与えるために?" という設問を見たことがある。
ぶっちゃけあればボンドガールの "劣化バージョン" だよね。セックスワーカーに関わる諸問題は現代社会において真剣に議論・対応すべき対象であり "劣化" という言葉は失礼だけど、あくまで物語作法の観点から論じています。
他にも『ルパン三世』のモンキー・パンチの原作のほうとか、魔夜峰央『パタリロ』のジャック・バンコランの設定はホモセクシャル以外007みごとにそのまんまだったこととか。近くは遠藤達哉『SPY×FAMILY』フォージャー家の愛犬の名前が "ボンド" であることとか。
ふと思ったが、日本のドラマでは007のようなプレイボーイ的というよりポリアモリー的なキャラって、あまり見当たらないよね。複数の相手と関係を持っているとしても "本命" は必ず存在する。いや『特命係長 只野仁』というのがあったか。探せば他にもいるかも。
各作品について細かく論じたらキリがないから、結論を急ぐ。劇場版『名探偵コナン』シリーズと『007』の共通点が多いことに気づいて、ちょっと驚いた。マンガ版およびTVアニメ版は、別の話とする。
体制側…ボンドは英国秘密情報部MI6所属、コナンは私立探偵だが警視庁や公安がバックにつく
秘密兵器…ボンドには「Q」がスパイ道具を提供し、コナンには阿笠博士が発明品を提供する
いつまでも正体の明かされない敵組織…007のスペクター、コナンの "黒ずくめの組織"
ラストのアクションシーン…いわずもがな。つか、うまくまとめられなかった
なんだ、書いたらこんだけか。
でも、やっぱり似てる! 似てません? (誰に訊く?
それが「悪い」とは一言も申しません。こんなふうに物語のパターン分類をしていると、それに乗っかってオリジナルの物語を創作できるかも知れないという自分用メモです。
追記:
ネギ (id:ad2217) さんからブックマークコメントで『009ノ1』を教えていただきました。ありがとうございました。通知お騒がせします。
確かにあれは009ではなく007寄りでした。
個人的な思い出語りをすると、あの作品が「石ノ森章太郎は、コンセプトを考えるのは得意でも、長い物語を完結させる力はイマイチだ」と気づき始めた、とっつきでした。
「仮面ライダー」「スーパー戦隊シリーズ」など、コンセプトを考えるだけで勝負できる世界もあるということには、さすがに気づきませんでした。
追記の追記:
b:id:maturi さんから日本のポリアモリーキャラとして島耕作を教えていただきました。ありがとうございました。通知お騒がせします。
もはや007関係ねぇ!🤣🤣🤣🤣🤣
追記の追記の追記:
私のメタ・フィクション系創作へのリンク貼ります。よろしければ読んでやってください m(_ _;)m







