もう二十年くらい前のことになるが、押入れの中でダニの大繁殖をやらかしたことがある。いっぱい噛まれた。それで古い布団を全部処分して、新しいものと入れ替えた。それ以来、2年くらいの間隔で布団を丸洗いクリーニングに出すことにしている。
布団の丸洗いは安いものではない。だからサービス期間を見計らって出したい。しかしサービス期間は短いから、逃してしまうこともしばしばだ。さっき2年ごとと書いたばかりだが、3年目くらいじゃなかったかな? 今年は幸い覚えていたから、自分の記憶用にスマホ写真を撮ってブログのエントリーにする。
弊ブログの主目的は自分用のメモなので、以下はおまけみたいなものです。長いけどただのぐぢぐぢです。
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敷布団と掛布団を持ち込んでから週末をはさんで二、三日後に、クリーニング店から電話がかかってきた。
クリーニング店「敷布団の記事がハケちゃってるんですが、どうしましょう?」
私「ハケる、とは何ですか???」
なんでも布地が傷んで裂けてしまっているのだそうだ。どうでもいいけど Weblio 国語辞典によると「捌ける」を「さばける」と読むと「もつれていたものが解ける」「砕ける。割れる」という意味があるそうだが、「はける」の読みにはそのような意味はないぞ(「水が流れる」「物が売れる」の意とのこと)。言わなかったけど。
あとでどっか布団店に持って行って修理を頼むから、とりあえずはクリーニングには出してくれと依頼した。
通常のクリーニング物に比べると、かなり長めの二週間ほどの時間がかかって、戻ってきた。確かに布地が何箇所か、縦に裂けていた。大きめの裂けには、クリーニング屋さんがあり合わせのパッチを当ててくれていた。感謝。
* * *
クリーニング店のすぐそばに、布団店があった。一、二階がフロアで小ぎれいな外観だが、入ったことはなかった。
そこの店主が、話の通じない奴だった。
布地が裂けたので交換してほしいと持ち込むと、裂け目から少量の綿をちぎるようにひっぱり出して…
店主「10年ほど前に一度、打ち直しをしたものですね」
はあ、そうなんですか? どうやって入手したものか覚えていない。
店主「仕立て直しか打ち直しになりますが、どちらにしますか?」
いや布地を交換してほしいだけなんですが、と言うと、なんだか理屈を並べてそれだけじゃダメだという意味のことを主張し始めた。
面倒くさいので、安そうな方の「打ち直しで」と言ってみた。
すると店主は、布地のサンプルを出して、説明を始めた。
「一番安いやつでいいです」と言うと、こちらの言葉をさえぎって、普段使うものでしょう、だったら…みたいな反論をする。洗い替えなんだけどなこれは。
だんだんイラっとしてきた。「面倒くさいことを言うなら、よそで頼みますよ」と帰るフリをしてみた。奥さんらしき人が「いい加減にしなさいよ」みたいな口添えをしてくれた。
店主「それでは、綿の中にクッション材を入れるかどうか選んでください。それから旦那さん(私のこと)は背が高いから、サイズを変えた方が…」
もうこりゃダメだ、と持って帰った。
* * *
市内に布団店をもう一軒知っている。店内いっぱいに布団が雑然と放置されており、お世辞にも小ぎれいとは言えないところだ。
そっちに行ってみた。
年配の店主が出てきた。「ガワの交換ですね?」ガワというのは布地のことである。
こちらの住所氏名と電話番号を訊かれた。完成したら電話をくれるとのことだった。
ものの10分で用が足りた。なんだったんだあれは??
追記:
今回は写真が少なかったので、必然性薄いが敷布団の写真も貼っておこう。ただし裂け目は写っていない。
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