- 作者: コナン・ドイル,延原謙
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1953/08/07
- メディア: 文庫
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ホームズ物の長編でなぜかこれだけが未読だったので、読んでみた。長編と言うより、独立した二つの中編という感じ。はじめの方にホームズ物になじんだ人間にとっては「おや?」と思う名前が登場して、わくわくさせてくれる。最後のほうの、どんでん返しも見事。奇抜なトリックを売り物とする新作の推理小説は次々と出版されるけど、そういうのに比べると地味かも知れないけど、多分こういうものが後世の人からずっとお手本にされてきた古典というものなんだろうな。
ドイルはモルモン教団とかKKKとか実在の組織をよく材料にするけど、この本に登場する「自由民団」というのは架空の組織のようだがモデルがあるんだろうか?最初フリーメーソンかなと思ったけど違っていた。
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