2006-08-24 最終更新日 2024-11-16 入江曜子『溥儀―清朝最後の皇帝』(岩波新書) 読書 歴史 溥儀―清朝最後の皇帝作者:入江 曜子岩波書店Amazonちょっと気になった点から。清朝最後の皇帝・溥儀の数え年三歳での即位を「中国歴代皇帝のなかでは最年少」(p9)と書いているが、1800年前の後漢の殤帝〔しょうてい〕は生後百余日で即位してるはずである。 主人公・溥儀は、決して凡庸な人物ではなかったと思うのだが、いかんせん同時代の、その国の形を作ったとも言うべき各国の指導者の生涯を思い浮かべると、やはりその生涯を貫く態度は受動的であったと感じざるを得ない。 弊ブログはアフィリエイト広告を利用しています