歴史
まず初めに、ロシアのウクライナ侵攻に対して強く抗議します。 今回の事変に対しては、現地からの情報や専門的知見を有する人の解説が多数発信されているから、素人が個人ブログに何か書くことはノイズにしかならない。 しかしSNSの相互さんから「世界大戦が…
久しぶりのマイ書評。老眼の進行とともに読書量が極端に落ちている。 もう十年以上前になるが、急性仏教かぶれを発症して仏教関係書をいろいろ読んだことがある。 仏教の篤信者として知られた中国南朝梁の皇帝・武帝についても知りたくなって関係書を検索し…
聖徳太子非実在説というのがある。今の歴史教科書には「厩戸王(聖徳太子)」と記載されていることが多いそうだ。 少し前になるが、くまくまコアラ(id:kumakumakoara)さんが10月11日付でエントリーをアップされていた。言及失礼します。 www.smilejapan.jp…
またしても発端は実家の身内である。最近、弊ブログへの登場頻度が多いな。 西浦温泉に行ったことがなかったから、温泉宿に電話して予約を取ったので、連れて行けと言われた。西浦温泉というのは愛知県の三河湾沿いにある。 以前からそんなようなことは言っ…
期間限定的に、ツイッターの「自己紹介」欄に次のように表示してみた。 ヒトラー内閣教育相ベルンハルト・ルスト「ユダヤ人の影響がなくなったゲッチンゲン数学研究所はどうかね?」ヒルベルト「閣下、もはやゲッチンゲンに数学はなくなってしまいました」#…
このニュースに関連して… dot.asahi.com 中国古代史のエピソードに似たことがあったような、うろ覚えの記憶があった。秦の胡亥か隋の煬帝じゃなかったかなと思って、手持ちの本をちょっと調べてみた。 隋の煬帝のほうだった。 隋の煬帝 (中公文庫BIBLIO) 作…
前回のエントリー中に書いた通り、スコ個展を見に行くついでに、大阪の名所を何か所か見てこようと思った。 で、ベタベタだがまずは大阪城を選んだ。こういう機会でもない限り、見てこようという気にならないのではと思ったのだ。 大阪城公園の北東にある大…
前回の記事の最後に示した「天下人家康公 出世ベンチ」の右手(西側)に、天守閣に渡れそうな橋があった。 立ち入り禁止だった。 弊ブログ勝手に恒例文字起こし。和文のみ、改行位置変更、ルビ省略です。以下同じ。 廊下橋 持仏堂曲輪と天守台を繋ぐ橋で、大…
が…結論を先に書くと、あくまで個人の感想だけど「水と油」つか、調和が感じられないような、シナジーのようなものが発生しそこなっているように感じた。 だがどこがどうミスマッチなのか、言語化するのも容易でないように感じる。 私は歴史好きなほうだと思…
「その1」を書きながら確認のためぐぐって見つけたのだが、『新選組始末記』のウィキペにはこんなことが書いてあった。 また、司馬遼太郎は1967年(昭和42年)に最晩年の子母澤と対談し、その対談「幕末よもやま」によれば、司馬は20歳くらいの時に『新選組…
物語としての新選組のスタンダードは司馬遼太郎ではなく子母澤寛なのだが、そのことを述べるために自炊した本を読み返していたらメチャメチャ面白くなった。つか子母澤、司馬のみならず、人気作家と呼ばれる人たちの並外れた想像力に、改めて驚愕した。 だが…
4月23日付拙記事に追記しようかと思いつつ、少し長くなりそうだったので別記事に起こしてみた。同日記事は、徳川家康の築城に共通した特徴が、名古屋城、駿府城、そして加藤清正へと継承された熊本城には見られるんじゃないかという内容だった。 www.watto.n…
名古屋城本丸御殿を見たあと、ぼーっと考えた。 平野に突き出した台地のことを「舌状台地〔ぜつじょうだいち〕」と言うんだそうだ。 徳川家康は、舌状台地の先端に城を造るのを好んだのではなかろうか? 江戸城が麹町台地と呼ばれる台地の東端に造られている…
京都つながりで、妙なことを思い出した。 今から40年近く前の1980年代に、学生として京都に7年ほど住んだことがある。 貧乏学生だったので、いろんなバイトをやった。そのうちの一件で、荷下ろしの手伝いに社長の運転する2tトラックの助手席に乗っていたとき…
昨日(6/2)の記事 で、今週末のお百度参りは来週に延期と書いたが、予定を変更し、今日(6/3)行ってきた。 理由は全く私的なものである。 お百度は週末の半日を充てている。それ以外にパソコン在宅仕事など、やるべきことがあるからだ。 だが今日は、久し…
怖い話です。 読者登録しているとかスターをつけているとかじゃないけど、秘かに読ませてもらっているブログがいくつかあります。そのうちの一つが 北見花芽(id:KihiminHamame)さんの「うきよのおはなし~江戸文学紹介ブログ~」です。言及失礼します。こ…
こちらの大人気エントリーに便乗させていただきます。 honeshabri.hatenablog.com 本編はもちろん、ブコメも読みでがあった。まだ誰もコメントしてなさそうなことを一点コメントさせていただくと、オチに『戦国自衛隊』の書影だけを貼るセンスも抜群だと感じ…
前記事に、もう一つの材料として盛り込もうと思ったが盛り切れなかったので、別記事にする。「人権を守るには人権を守るしかないこと」というタイトルで文章を書こうとして、最初に念頭に浮かんだのは、今回述べる「天皇機関説」だったのだ。すなわち「天皇…
前回ラストの『剣を鍛える話』ですが、ストーリーの意味不明さにとりあえず目をつぶると、『史記』「刺客列伝」の荊軻〔けいか〕の物語と共通点が多いと思うのです。あらすじは弊ブログでは「中国編その6」にて紹介しました。首と剣を携えて王に謁見すると…
追加ヒーロー編は今回を入れてあと二回の予定です。次回が最終回の予定です。当初は今回で完結にしようかなと思ったのですが、書いてみたら長くなってしまったので二回に分けました。 「中国のヒーローの条件7か条」を再掲します。 その一…本人は何もしない…
繰り返し書いてる通り「謎解き日本のヒーロー・中国のヒーロー」は「まとめ」で完結のつもりです。昔のパソ通時代に書いたテキストを、ネットのどっか検索できるところに置いときたかったというのが動機です。しかし再録を始めると、元のテキストを書いた以…
「謎解き日本のヒーロー・中国のヒーロー」は「まとめ」で完結のつもりで、それ以上の考察はありません。ただオリジナルを書いた以後も、いろいろ本を読んだりしたので、若干追加しておきたいことが生じました。 おさらいのため日本のヒーローの条件を再掲し…
連番「その15」、通算第18回目です。エントリーを追加する予定はありますが、一旦まとめておきたいと思います。まずは「日本のヒーローの条件」と「中国のヒーローの条件」を再掲します。 「日本のヒーローの条件九か条」 その一…弟である その二…助っ人…
連番「その14」、通算第17回目です。 01895/01895 CXX02375 わっと 中国のヒーローの条件(補遺)外国と戦う ( 3) 98/04/14 21:21 しまったしまった、一見あまりにあたりまえすぎる共通点なので、数え上げるのを忘れてしまったけど、とりわけ「日本のヒー…
連番「その13」通算は前回の追記で3つずれて第16回目です。 わけあってコピペではなくオリジナルの文章に一部手を入れました。当時の会員のハンドルを削除するなどしています。 01893/01893 CXX02375 わっと 中国のヒーロー6・体の一部分に特徴がある …
タイトルはもちろん、昨日のこの大人気エントリーにあやかったものです。こういうことを書いておかないと、ネットの時間の流れは速いので後で何のことかわからなくなってしまうもので。ただしターゲットが中国史セクターとネットでは極小ですが。 potatostud…
連番「その12」通算第14回目です。わけあって完全なコピペではなくオリジナルの文章の一部に手を入れました。当時の会員のハンドルを削除するなどしています。日付・時刻を消しているのは、それを示すためのつもりです。 01888/01889 CXX02375 わっと 中…
連番「その11」通算第13回目です。前回、番外編を差し挟んだので、連番と通算のずれが2になってしまいました。 01887/01887 CXX02375 わっと 中国のヒーローの条件4・放浪する ( 3) 98/04/07 21:37 なにせ中国大陸は広いもので… ( 周 )文王・姫昌 ……
前回、晋の文公に関して書いたときに、介子推のことももう少し書いておけばよかったと後悔を感じたので、少し付け足します。 介子推は文公の側近で、棒術の達人と言われます。十九年にわたる亡命生活に、ずっと随行しました。飢えた文公のため、太腿の肉を切…
連番「その10」、通算第11回目です。 01882/01882 CXX02375 わっと 中国のヒーローの条件3・妻子を不幸にする( 3) 98/04/07 02:33 あらずもがなの注釈を付け加えると、儒教の思想的支配下にある中国において「殺人」やときには「食人」すら許されるこ…