しいたげられたしいたけ

空気を読まない 他人に空気を読むことを求めない

ミスター高橋本を2冊

プロレスにはけっこうのめり込んだ時期が2回ほどあったが、いずれもいつのまにか醒めてしまった。

『流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである』(講談社プラスアルファ文庫)

流血の魔術 最強の演技 (講談社+α文庫)

流血の魔術 最強の演技 (講談社+α文庫)


本書の結論はサブタイトル通りで、プロレスの試合には、若干の例外を除いて筋書きがあるということ。
第一線にあった関係者が公言したということを除けば、まあ周知の事実であろう。
ただし、一つの真実を語る者が、常に真実を語るとは限らない。
例えば初代IWGP王者決定戦で、アントニオ猪木がハルク・ホーガンにKOされた試合のことを、本書は「IWGPとホーガンの価値を高めるための、猪木さんの一人芝居だった」(p195)と書いているが、信用できないよね?

『プロレス至近距離の真実―レフェリーだけが知っている表と裏』(講談社プラスアルファ文庫)

プロレス至近距離の真実―レフェリーだけが知っている表と裏 (講談社プラスアルファ文庫)

プロレス至近距離の真実―レフェリーだけが知っている表と裏 (講談社プラスアルファ文庫)

『流血の…』に先立って刊行された同じ著者の著書。ただし先の猪木v.s.ホーガン戦のほか、小林邦昭v.s.斎藤彰俊戦、猪木v.s.アンドレ・ザ・ジャイアント戦、猪木v.s.アクラム・ペールワン戦などについては、『流血の…』とは異なる記述がある。
同じ著者が同じ出版社から、違うことを書いた本を出版するなんて、アリなの?
プロレス本はこれだけで当分お腹一杯です。