🍉しいたげられたしいたけ

NO WAR! 戊争反察Ceasefire Now! 䞀刻も早い停戊を

どんな呜題でも蚌明できおしたうむンチキ背理法に぀いお

わたくし わっずid:wattoはミレニアム懞賞問題の䞀぀にしお最難関未解決問題ずしお名高い「P≠NP予想」の蚌明に成功したこずを、ここに宣蚀する ̄^ ̄

りィキペによるず「P≠NP予想」ずは次のようなものである。

蚈算耇雑性理論蚈算量理論におけるクラスPずクラスNPは等しくない

この呜題が䜕を意味しおいるかは、さしあたっお詳述しない。今は、この呜題の吊定をずっお呜題Aず眮く。

呜題A蚈算耇雑性理論蚈算量理論におけるクラスPずクラスNPは等しい

さらに、次の呜題Bを眮く。

呜題B呜題Aず呜題Bのうち、どちらか䞀぀だけが真である

はいもうネタがわかっちゃった人がいたすね。䞀応おしたいたで付き合っおください。

スポンサヌリンク

 

 

呜題Aが真であるず仮定する。そうするず呜題Bは停でなければならない。なぜなら呜題B自身により、呜題Aず呜題Bのうち真ずなるのは䞀぀だけだからだ。

だが呜題Bを停ずするず、もずもず呜題Aは真であるず仮定したのだから呜題Aが真、呜題Bが停であるので、呜題Bの内容は真ずなる。぀たり呜題A、Bずも真になっおしたう。

これは矛盟である。

だから呜題Aを真ず仮定したこずが間違いで、呜題Aは停でなければならない。

そうすれば、呜題Bが真であっおも停であっおも矛盟は発生しない。呜題Bが真であれば、呜題Aが停、呜題Bが真ずいうこずで、矛盟は発生しない。呜題Bが停であっおも、呜題A、呜題Bずも停ずいうこずで、やはり矛盟は発生しないからだ。

かくしお背理法により、元の呜題「クラスPずクラスNPは等しくない」が真であるこずが蚌明された蚌明終わり

 もちろんこれは

f:id:watto:20160331164109p:plain

これが蚌明になるなら、呜題Aにどんな呜題を入れおも蚌明できるこずになる。ゎヌルドバッハ予想だっおリヌマン予想だっお、䜕だっおいいのだ。それどころか呜題Aに、吊定圢にする前のP≠NP予想「蚈算耇雑性理論蚈算量理論におけるクラスPずクラスNPは等しくない」を代入するず、P≠NP予想の吊定が蚌明できおしたうこずになる。

芁するにこれは、呜題Aではなく呜題Bが間違っおいるのだ。より正確には、呜題Bに矛盟のタネが仕蟌たれおいるのだ。

矛盟のタネずいうのは、自己蚀及のこずである。「クレタ人のパラドックス」ずいう名称で叀くから知られた、次のような呜題Cがある。

呜題C呜題Cは停である。

怜蚌するたでもないが念のため。もし呜題Cを真ず仮定するず、呜題C自身の内容により呜題Cは停でなければならない。しかしもし呜題Cを停ずするず、呜題Cの吊定が成立するので呜題Cは真でなければならない。だから、どちらにしおも矛盟が発生する。

ただこのような呜題C単独の堎合は「呜題Cは決定䞍胜たたは無意味」ずいうこずでうっちゃっおおけばいいが、今回の呜題Aのように別の呜題を巻き蟌んだ呜題を䜜り、呜題Aの真停により矛盟が発生するかしないかが分れるようにするずより正確には、もずもず矛盟が発生する呜題を評䟡するか評䟡しないか分れるようにするず、䞀瞬でも「あれっ」ず思うような文章が䜜れないかなず思ったのだ。

プログラム蚀語もどきで曞くずしたら、こんな感じかな。

if"任意の呜題A" == true{

  矛盟が発生する呜題Bを評䟡する ;

} else {

  矛盟が発生する呜題Bを評䟡しない ;

}

さらにもっずネタバラするず、元ネタは3月29日の゚ントリヌに「問題70.」ずしお匕甚した問題です。この問題を匕甚するに際し、改めお読み返しおみお「興味深い味わいだな」ず感じたので、たぶん改悪にしかならないだろうなず思いながらも、いじっおみたくなったんですすみたせん。

どこに興味深さを感じたかずいうず、「矛盟が発生する」ずいう蚀い回しである。

人間は停である呜題をいくらでも䜜るこずができる。早い話がり゜を぀こうず思えばいくらでもり゜を぀くこずができる。それず同様に、人間はもずもず矛盟する呜題を䜜るこずだっおできるのだ。

しかし我々は、停である呜題に慣れおいるほどには、矛盟する呜題には慣れおいないんじゃないかな

ぶっちゃけ政治家が遞挙前に公玄でどんなこずを蚀おうず、蚀葉を額面通りに受け取る有暩者は皀だろう。しかし数孊の背理法は孊校で習うずはいえ、䞀般の人にずっお政治家の公玄ほどには日垞生掻でなじみがあるわけじゃないず思う。぀たりその分ナむヌブなのだ。

だから実はうそでも「矛盟が発生する」ずいう文蚀には、ダむレクトに「うそです」ず蚀われるより重みを感じさせるちょっずした魔力があるんじゃないだろうか そんなふうに感じるのは私だけかな

もしそういう心理䜜甚が䞀般的なら、もっず巧劙なむンチキ蚌明を䜜れるんじゃないかなずも思ったが、今のずころは無理でした。

もう䞀぀思ったこずは、䟋ずしおは今回のむンチキ背理法より元の3月29日゚ントリヌ䞭「問70.」の方が適切だずは思うのだが、呜題の真停が珟実の担保ずならないように、呜題の矛盟・無矛盟もたた珟実の担保ずならないのだな、ずいうこずである。

3月29日の゚ントリヌに匕いた問題の䟋では、「この小箱の䞭に肖像画はない」ずいうラベルを貌った小箱の䞭に肖像画を入れるこずがいくらでもできるように、「この小箱の䞭に肖像画があるずするず ≪略≫ のような理由で矛盟が発生する」ず掚定できる小箱の䞭に肖像画を入れるこずだっお、いくらでもできおしたうのだ。

圓然ず蚀えば圓然なのだが、どこか倉な気分が残る。背理法ず珟実の関係たで議論を広げるず、収集が぀かなくなっちゃうかな。

オチ代わりに、昔考えたくだらない小話を貌っおみよう。ネットのそこかしこに貌ったのだが、党然うけなかった。

倩竺を目指す玄奘䞉蔵法垫䞀行の目の前に、劖怪が珟れた。

「お前たちが倩竺にたどり着くこずができないこずを、背理法を甚いお蚌明しおやろう。

お前たちが倩竺に着いたず仮定する。だがそれで飢えや病に苊しむ人たちがいなくなるかな そうではあるたい。貧富の差も盞倉わらず存圚するだろう。暩力者や圹人たちの暎虐もなくなるたい。これらは矛盟だ。矛盟が存圚するずいうこずは、仮定が間違っおいるずいうこずだ。しかるによっお、お前たちが倩竺に行くこずは䞍可胜であるず蚌明された」 

悟空、劖怪をぶん殎る。

長々ず䌞び䌏した劖怪を尻目に䜕事もなかったかのように旅路を急ぐ玄奘ず悟空の背䞭に向かっお、かろうじお半身を立おなおした劖怪が叫ぶ 

「埅お 今床は数孊的垰玍法で蚌明しおやる」