結論を先に書くと、NTT固定電話の基本料金は住宅用より事務用のほうが1000円ほど高いです。
かつて個人商店を営んでいて廃業した場合、NTTに連絡しないと事務用の高い料金をずっと払い続けることになります。申し込みは116またはwebより可能です。
以下、経緯を記す。ただし他人からの頼まれごとなので、個人情報保護のため個人名その他は仮名を使用する。私とはどういった関係なのかも伏せる。
依頼主の仮名を、アシカガ・ヨシアキ氏とする。デジタル関係に、いたって弱い人物である。
以前からずっと、固定電話に勧誘電話がやたらとかかって来るので、ナンバーディスプレイに切り替えたいという要望だった。もちろんナンバーディスプレイという単語を使ったわけではない。私もITに教えてもらった。
ぐぐってにわか勉強したところによると、回線と端末(電話機)両方の対応が必要のようだった。
回線はNTTに116で申し込み、端末は私が以前使っていて固定電話を解約したため不要になった電話機が使えそうだった。
116は、私が電話するハメになった。やれやれ。
ダイヤルボタンから何度か番号選択し、「混み合っております。しばらくお待ちください」というメッセージを何分も聞いて、ようやくオペレーターさん(以下OP)につながった。
OP「電話番号と契約者名と住所を言ってください」
私「0XX-XXX-XXXX、アシカガ・ヨシアキ、名古屋市中京区室町1192番地(もちろん実在しない仮住所)」
OP「契約者名が違うようですが」
私「先代かな? 10年ほど前に亡くなっていて、名義変更をしていなかったのだと思います(依頼主に確認して)アシカガ・ヨシヒデですか?」
OP「アシカガ・ヨシ…までは合ってます。下が違うようです」
私「(依頼主に)先々代は?」
依頼主「アシカガ・ヨシテル」
私「だそうです」
OP「その方です。合ってます」
ええっ、依頼主によると先々代が物故したのは40年ほど前との由。
どういう経緯で知ったのかなぜか知ってはいたのだが、NTTの契約者名義は、いい加減なものだ。
OPさんによると、名義変更の書類は依頼主のところに郵送するので、記入して返送してほしいとのことだった。
肝心のナンバーディスプレイだが、1時間ほど待って3桁の番号に電話を掛けると自動音声が流れるので、番号選択で1を押せば完了とのことだった。電話機がナンバーディスプレイ対応であることを確認して、携帯か何かから電話を掛けてみてくれ、とも言われた。
3桁の番号というのは、いちおう伏せる。
ここまででも十分ネタになる気がしたが、今回のブログタイトルに掲げた本題は、ここからだった。
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1時間経たないうちに、OPさんから電話がかかってきた。
行きがかり上、私が電話に出た。
OP「契約が住宅用ではなく事務用になっていました」
私「えっと、確かに個人商店を営んでいました。屋号は(依頼主に確認して)ムロマチ商店(仮名)。ですが10年ほど前に廃業しています」
OP「住宅用と事務用では、基本料金が1000円ほど違います」
ということで、今回のエントリーの最初の方に掲げた一覧表中にある、住宅用と事務用の料金を告げられた。
私「ということだけど…」
依頼主「月額1000円くらいなら、仕方ない」
私含む多くの人は青くなるところだろうが、依頼主は資産家だから鷹揚なものだ。
でも10年以上だぞ。差額の合計を計算すると…やめとこう。
事務用から住宅用への切り替えはNTT側で全部やってくれるそうで、翌日依頼主のところにもう一度電話をくれるとのことだった。3桁の番号に掛けて1を番号選択というのは、その後でやってくれとの由。
私は次の日まではいなかったから、首尾よく切り替わったかどうかは、今のところわからない。
そんなわけで、116は契約内容の確認にも使えるから、該当者数そんなに多くはなさそうだけど、心当たりのある方は確認されることをお勧めします。
ただし116は混み合うので、NTTとしてはホームページから確認や手続きをやってほしいみたいだけど。
追記:
なんで事務用の基本料金が住宅用より高いかというと、素人考えだが事務用は経費落としできるからで、してみると関与税理士が廃業なり相続なりのタイミングでアドバイスをくれなかったのだろうか? 切り替わっていなかったということは、くれなかったということだろうけど、そういうものなのかな。今度、実家の税理士さんと話をする機会があったら尋ねてみよう。
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