7月15日拙記事 を書いた後で、Yahoo!ニュースに「#参院選ファクトチェック」というタグがあり、クリックすると多数の記事が一覧表示されることに気づいた。
私はたいてい後になって気がつく (恥
しかし、記事をまとめるという行為は、自分にとっていちばん役立つ。
今回は、外国人をめぐるデマ・ウソは日本人の不満が外国人に仮託されているのでは、という仮説が浮かんだ。
すなわち…
✖「生活保護は外国人ばかり」←生活保護がなかなか受けられない
✖「中国人留学生が優遇されている」←奨学金制度がほぼ学生ローン
✖「外国人の健康保険未納」←国保料が高い
✖「外国人は不起訴が多い」←外国人に限らず説明のない不起訴のニュースが多い
などである。
このあたり、朝日新聞デジタルが国際政治学者の遠藤乾東大教授の鮮やかな分析を載せていた。✖「外国人が優遇されている」という幻想は欧米各国でも広がっており、それが各国で自国民の幸せに結びついているとは、とても言えないのだ。
大手メディアがファクトチェックを載せ、いくつもの新聞社が社説で差別の脅威を説いても、届かない人には届かないだろう。
ましてや個人ブログに何を書いたって、という無力感は、いつも痛感している。
月並みだが "世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないため" という言葉を反芻するしかあるまい。
ガンジーの言葉と言われているが、確証はないらしい。
金井真紀 さんのすてきなイラストを再掲。ただしこのイラストは 7月6日付拙過去記事 のサムネイルにすでに使わせていただいたので…

今回は なべくら雅之 さんの、#わたしは差別に抗う 力作ポスターを…
朗報!2000枚配り終わりました!#わたしは差別に抗うポスター の使い方漫画
— なべくら雅之 MASAYUKI NABEKURA (@nabekuramasa) 2025年7月14日
(1/n)#参政党は差別扇動をやめろ#参政党 #参政党プロテスト pic.twitter.com/dXffjNoTm9
本当は一度くらい街頭に掲げて立つくらいのことをすべきだったのですが、その機会がなかったので弊ブログに貼らせていただくともに、サムネイルとしてお借りします。

「新政党が外国人排斥デマを撒いたとき、外国人でない私は面白がってデマを拡散した。その結果、日本は少し住みにくくなった。」
「新政党が高齢者排斥デマを撒いたとき、高齢者でない私は面白がってデマを拡散した。その結果、日本はもっと住みにくくなった。」
「新政党が障害者・持病持ち排斥デマを撒いたとき、障害者・持病持ちでない私は面白がってデマを拡散した。その結果、日本はもっともっと住みにくくなった。」
「新政党がLGBTQ排斥デマを撒いたとき、LGBTQでない私は面白がってデマを拡散した。その結果、日本はもっともっともっと住みにくくなった。」
「新政党が未婚・子なし排斥デマを撒いたとき、未婚・子なしでない私は面白がってデマを拡散した。その結果、日本はもっともっともっともっと住みにくくなった。」(← 付け加えました。「追記」参照
「新政党が≪あなたの少数派属性を入れてください≫排斥デマを撒いたとき、私はあわてて「それはデマだ」と叫んだ。しかし匿名の多数者には、私の声は全く届かなかった…」
デマの実例、貼りますか?
追記:
朝日新聞デジタルが記事を出してくれた。しかも無料記事!
一部、引用。
「自分は日本人だから」と外国人への差別を容認すれば、矛先は次のマイノリティーに向かいかねない。たとえば「日本人優先」を掲げる政党は「男女共同参画が間違っていた」と少子化の原因を働く女性たちに求め、医療費を減らすためには終末期の延命措置の医療費を自己負担すべきだとも主張する。
うーん、男女平等への逆行は、拙過去記事では言及できなかった。
SNSで某党支持者と思しき、こんなとんでもないポストを目にしてはいたのだが。
胸糞悪いのでリンクは貼らずスクショを貼る。

そう、独身や子なしも排斥対象にされるかも知れない。
差別を容認する社会では、いつ自分が差別される側になるかもしれない。その認識を持ち、どのような社会をつくるのか、考えたい。この夏、私たちは岐路に立っている。
そうだよね、普通に考えれば、それを恐れるよね。
特に私は、高齢者と持病持ちという意味では、すでに他人事ではない、と以前に書いたことの繰り返し。
独身・子なしもつけ加えなければならなくなった。
しかし大手メディアが記事を書いてくれることは限りなくありがたいが、そうすると個人ブログに拙い文章を綴る意味があるのかと、ますます疑問に感じてしまう。
ここでも「世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないため」と繰り返すしかあるまい。
追記の追記:
毎日新聞のブログカードも貼っておこう。やはり無料記事。延命治療、発達障害、LGBTに関する議論が載っている。
追記の追記の追記:
X旧ツイッターより、リンク失礼します。
【雑まんが】
— 滝季山景介(影一改め) (@ETakiyam) 2025年7月19日
『因果だ!断崖』(回文ではない) pic.twitter.com/zrshZkllsk
わかるよね、普通の判断力を持っていたら、わかるよね?
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