九州に災害ボランティアに行った ことを書いたのが、もう1週間も前だって? 嘘だろ? 妖怪のしわざに違いない!
個人的な事情で申し訳ないが、なんだか大した理由もないのに慌ただしい日々を過ごしているせいか、体感時間が異様に早く感じる。年のせいだという突っ込みは無視する。
先週の火曜日(7/18)に、こんなダイレクトメールが届いた。おーい、Outlook メールに SPAM 扱いされてたぞ。
一部、引用。
第42回やみいち行動
みなさま、ご無沙汰しております。
昨冬はのんびりさせていただきました。
英気を養ったつもりなのですが、
我々おっさんは相変わらずへろへろです…。閑話休題。
これまで以上に、直前のお知らせです。「ブラックジャックと豆の木によろしく」
2017年7月
21日(金)24:00
22日(土)21:00
23日(日)19:00開演
開場はそれぞれ30分前くらいです。施術室:ブンピカ(京都大学文学部学生控室)
施術料金:参千萬ジンバブエドル
「無ければ体で払ってもらおう」(BJ談)
まあ、実質0円(税込)ということのようです。
「やみいち行動」というのは、はてなブロガーの id:yarukimedesu 氏が参加している京都のアマチュア劇団である。たまに観に行く。前回の記事はこちら。うわもう2年も前だって? うそだろ~!? 妖怪のしわざに(天丼芸
年に二度の公演のうち、前々回は私のスケジュールが合わず、前回は定期公演自体が中止になり歓談会みたいなことをやったはずだ。
今回もスケジュールが楽なわけじゃないが、そんな時こそ出かけてみようと思った。じっとしてると煮詰まってしまう。京都は先月も行ったばかり だが、まあいいのだ。
しかし、ただ行くのも面白くない。行き方をちょっとくらいひねってみようと思いついた。名古屋方面から京都に行くのは、新幹線か名神高速。交通費を安く上げたいなら近鉄特急だが、ふと「大津から京阪電鉄という手もあるじゃないか!」と思いついた。ふつうそんなことしない。なんでそういうことをやろうと思うのか、自分の脳が謎である。
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実行してみた。名古屋-京都の新幹線運賃は片道5,070円である。米原で新快速に乗り換え大津で下車すると4,000円で済む。あとで調べたところ京阪電鉄の大津ー京阪三条は430円だから、多少は安く上がることになる。ただし節約することが目的ではなく、後述のとおり、どんどん寄り道するのでその都度運賃は払うのだが。
いつものスマホで写真をいっぱい撮った。写りが悪いのはご容赦を。
米原駅。窓越しに停まっている列車の「普通 大垣」という行き先表示が一緒に撮れたのが嬉しい。ほっとけ私の人生じゃ。
新快速、姫路行き。京阪神区間の新快速は、JR西日本の看板ダイヤのはず。
大津市内でも写真は撮ったのだが、今回はいつに増して写りのいいのがなかった。浜大津の歩道橋の上から撮った、湖面が見える写真を一枚だけ。これでも写りのマシなものを選んだつもりである。
京阪浜大津駅と近江鉄道バス。近江鉄道は西武系列なので、西武カラーである。
米原を出て早々の新快速の車窓から、山の中腹に「佐和山城址」という看板がちらりと見えたりしたので、とりとめもないことを考えた。近江土着の武将というのは、案外思い浮かばない。近江にゆかりのある武将であれば、安土の信長、長浜の秀吉、坂本の明智光秀、佐和山の石田三成、彦根の井伊家と、そうそうたる名前が並ぶが、いずれも落下傘的である。名を挙げた中で石田三成だけは近江出身だが、秀吉に引き立てられたという印象が強い。
一方、名高いのは google:近江商人 で、ウィキペの一覧を見ると、ちょっとすごい。西武の堤家も出身は滋賀県だそうだ。
近江盆地というのは、来てみるとすげー広い。琵琶湖があるので灌漑にも比較的苦労は少なかったであろう。ということは、おそらく都のヒンターラントとして、長らくその財政的な支えとなっていたことであろう。要するに徹底的に搾取されてきただろうということだ。
そのため土着の有力者が出にくかっただろうし、逆に中央の権力者と遠すぎず近からずという距離感が、実業の分野で成功者を出しやすい環境につながったのではないだろうか、などと妄想した。
と書いてしまってから「近江の武将」を検索したら、浅井京極六角朽木等々、戦国史を彩る大名家の名前が出てきた。私の雑考は検証に耐えられるものではない。
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浜大津駅前の交差点。このあたりでは路面電車である。確か同じアングルで「報道ステーション」の「夜汽車の風景」というコーナーが夜景を放送しなかったかな?
ホームに停車中の電車。ラッピングが多いが、これが本来の京阪カラーである。
京都市内行きに乗車。「太秦天神川」行きだったかな?
この狭さがいいのだ。
JR本線と新幹線は、そこのけそこのけとばかり長いトンネルをぶち抜いて京都に入る。名神高速道路もそうだ。
近鉄京都線は、南山城のだだっ広い盆地から七条の京都駅へと北上する。
京阪京津線(と言うのだ)は、短い路面電車区間を抜けると、ご覧の通り山間を縫うような路線を走ることになる。
この手の話題は、地元の人にとっては珍しくもないことだろうけど、よそ者にとっては新鮮な驚きを与えてくれるのだ。
トンネルもたまにはある。
気まぐれで、山科駅で降りてみた。
なんで山科で降りようと思ったかは、大した理由じゃないですが、次回の記事で。
(この項続く)